飲食店の給湯器は必要?業務用と家庭用の違いや費用を解説!

本記事は、飲食店で使用される給湯器の必要性や、家庭用給湯器との違いを解説します。飲食店の開業には給湯器が必要なので、開業準備をしている方はぜひ参考にしてみてください。給湯器を設置するときに発生する工事費用も紹介します。

1.飲食店に給湯器の設置は必要

飲食店には給湯器の設置が必要です。必要な理由は洗浄や消毒を目的とした熱湯が供給できる設備の設置が、食品衛生法(※)で義務づけられているからです。

【※食品衛生法施行規則(昭和23年厚生省令第23号)】
3: 施設の構造及び設備
レ:食品等を洗浄するため、必要に応じて熱湯、蒸気等を供給できる使用目的に応じた大きさ及び数の洗浄設備を有すること。
参考:e-GOV法令検索

給湯器の設置は、飲食店の営業許可を受けるために大切な設備です。管轄の保健所により温度設定や設置条件が異なるため、給湯器を設置する前に必ず確認しておきましょう。

2.飲食店で使う給湯器の選び方

飲食店に使う給湯器の選び方をご紹介します。

2-1.給湯器の給湯能力

飲食店に使う給湯器を選ぶときは、飲食店で使用するお湯の量に応じた「号数」を選んでいきましょう。号数とは、25度に加熱したお湯を1分間にどれだけ出せるかを表した単位です。1分間に20Lのお湯が出れば20号。24Lなら24号となります。

給湯能力で給湯器を選ぶとき、ひとつ注意してほしいことがあります。冬の冷たい水を25度まで温めるには、夏場より大きなパワーが必要です。夏と比較すると、お湯の出が悪くなり、酷使しすぎると故障の原因につながります。給湯能力を選ぶときは、冬場の使用を想定した号数を選択すると良いでしょう。

対象施設給湯能力(号数)の目安
小規模飲食店、ラーメン屋10号~24号
飲食店、美容院20号~50号
病院、ホテル、大型施設など50号

2-2.設置場所にあった給湯器の容量

飲食店に使う給湯器を選ぶときは、設定場所もよく確認してから選ぶようにしましょう。

特に居ぬきの店舗を利用する場合、設置場所がすでに決まっているケースが多く、容量も限定されてしまう可能性があります。どの容量を選んだら良いか迷ったら、ガス会社や給湯器を扱う専門業者へ相談してみましょう。

2-3.故障した際の保証内容

飲食店に使用される業務用給湯器の使用期限は、およそ3年です。業務用の給湯器は、家庭の給湯器に比べ使用頻度が高く、通常よりも早く寿命を迎える傾向があります。

そのため、給湯器の購入を検討するとき、信頼できる交換業者や給湯器メーカーを選び保証内容を確認しましょう飲食店では、給湯器の故障が営業に支障をきたす可能性があるため、対応の早い業者を選ぶのがおすすめです。

以下は、給湯器大手メーカー「NORITZ」製品でよく見られるエラーコードの一例です。メーカーによりエラーコードが異なるため、見慣れないエラーコードが表示されたら、ご使用のメーカーホームページや給湯器専門業者へ相談しましょう。

【NORITZ 給湯器エラーコード一例】

エラーコード詳細
111給湯器が点火できなかった時に表示されます。
【台風・豪雨・落雷】エラー表示「111」「E06」「06」が点滅している場合は台風・豪雨による給湯側の点火不良の可能性があります。
711給湯が点火してそのあと停止する場合、燃焼関連の部品や制御する基板の不具合の可能性が考えられます。
921燃焼の異常を検知しています。リモコンの設定温度と違う温度のお湯が出る可能性があります。ご注意ください。修理が必要です。
引用:「NORITZ」公式HP よくある質問
※給湯器エラーコードはメーカーにより異なります。

3.飲食店向け給湯器の設置費用

飲食店向けの給湯器の設置費用を、給湯器本体と工事費用に分けて紹介します。これから設置を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

3-1.本体価格

飲食店向けの給湯器本体の価格相場は、設置する給湯能力(号数)や機能により異なります。号数別に以下の表へまとめました。

【給湯器本体 + リモコン(屋外壁掛け・給湯専用)】

給湯能力(号数)相場
20号8万円~15万円
24号10万円~18万円
32号12万円~22万円
参照元:「ガス救 from おうちのアラート」
参照元:「住設ドットコム」
参照元:「湯ドクター」

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5.飲食店の給湯器に関するFAQ

Q1.給湯器はなぜ必要ですか?

飲食店に給湯器が必要な理由は、洗浄や消毒を目的とした熱湯が供給できる設備の設置が、食品衛生法で義務づけられているためです。営業許可を受けるために必要なチェックポイントとなるので、設置基準に該当する給湯器を選ぶようにしましょう。

Q2.飲食店の給湯器の温度は何度ですか?

飲食店の給湯器の温度は、管轄の保健所により基準が異なります。「60度以上」と細かく決まっている市区町村もあるため、事前に確認するようにしましょう。

参考:板橋区 新たに食品に関する営業を始められる皆さんへ
参考:大阪市 営業施設の共通基準
参考:京都市 営業施設の基準について

Q3.給湯器をつけるのにいくらかかりますか?

飲食店用の給湯器取り付け費用は、号数や機能、設置場所により異なります。給湯器本体と設置工事代を合わせた相場は、20号なら10万円程度。50号になると30万円から高いもので50万円程度となります。

Q4.飲食店向けの業務用給湯器と家庭用とでは何が違いますか?

業務用給湯器と家庭用給湯器の大きな違いは、対応する給湯量のバリエーションです。家庭用の給湯能力は24号までとなりますが、業務用は50号まであります。
また、業務用給湯器の価格は、家庭用と比較すると高い傾向です。長時間の利用に耐えられるよう、耐久性の高い特殊素材を使用しているからと考えられます。

業務用給湯器家庭用給湯器
対象飲食店、理美容店、商業施設、など戸建住宅、集合住宅
給湯能力(号数)16号、20号、24号、32号、50号5号、10号、16号、20号、24号
標準使用期間3年(10時間/日)10年(1時間/日)

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7.飲食店の開業には給湯器が必ず必要

本記事は、飲食店の給湯器の必要性とおすすめの業者についてまとめました。飲食店で使用する給湯器と家庭用との大きな違いは、給湯能力です。間違った給湯器を選んでしまうと、お湯の出が悪くなったり故障の原因になったりします。使用頻度や設置場所を把握してから、給湯器選びを始めてみてください。どの給湯器を選んだら良いか悩んでいる方は、ぜひ「ガス救 from おうちのアラート」に相談してみましょう。

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