浴室乾燥機の電気代は高い?電気代節約のポイントを紹介します!

私たちの日常生活において洗濯物を乾かすことは、心地よい生活を過ごす上で欠かせない大切な家事の一環ですよね。浴室乾燥機は室内に設置されているため、洗濯物を干す際に天候を気にする必要がありません。急な雨で洗濯物がびしょ濡れになってしまった、、なんてことも防げます。その利便性から多くの家庭で愛用されていますが、どうしても電気代が気になりますよね。この記事では、浴室乾燥機の電気代や節約ポイントについて解説していきます。浴室乾燥機の電気代が高くて…とお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

1.浴室乾燥機の電気代はどれくらいかかるの?(2023年時点)

天気や季節に左右されやすい日本の気候において、浴室乾燥機を活用して洗濯物を乾燥させる家庭も多いのではないでしょうか。特に雨が多い梅雨時期や冬場の寒冷時期には、浴室乾燥機のありがたさを実感することでしょう。
そんな便利な浴室乾燥機ですが、電気代も気になりますよね。

1-1.2023年時点での浴室乾燥機の平均的な電気代

2023年のデータに基づくと、浴室乾燥機の乾燥機能の消費電力は、1時間当たり約1.3kWとなっています。家電製品の1kWh当たりの目安単価は31円(2023年時点)です。したがって、浴室乾燥機を1時間使用すると、約40.3円の電気代が発生します。1ヶ月(30日間)毎日3時間ずつ使用すると仮定すると、約3,600円という電気代が発生する計算になります。これは家計に影響を及ぼす金額と言えるでしょう。

加えて、全ての浴室乾燥機が均一の消費電力で動いているわけではありません。購入時にチェックするポイントの一つとして、消費電力や乾燥能力を確認することが大切です。メーカーや機種によっては、電気代が30〜50円の範囲で変動します。この幅がある理由は、製品の性能や機能性、そして最新の技術を取り入れているかどうかによるものです。

また、電気代の計算に使用する単価も、時期や地域によって若干の変動があるようです。今回の計算では、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWh(税込)[2022年7月22日改定]をもとにしていますが、具体的な電気代を知りたい場合は、各地域の電力会社の料金をチェックすることをオススメします。

1-2.1時間、4時間、8時間使用した場合の電気代の違い

1時間使用した場合

計算式:1.3kW × 1時間 × 31円/kWh = 約40.3円

シチュエーション:少量の洗濯物や、すでに半乾きのアイテムを完全に乾燥させる場合などに適しています。

4時間使用した場合

計算式:1.3kW × 4時間 × 31円/kWh = 約160円

シチュエーション:一日分の家族の洗濯物や、タオルやジーンズなどの乾きにくいアイテムを乾燥させる場合に適しています。

8時間使用した場合

計算式:1.3kW × 8時間 × 31円/kWh = 約321円

シチュエーション:複数日分の洗濯物や、大量の洗濯物を一度に乾燥させる場合、または梅雨時期や冬場などの湿度が高い日に、しっかりと乾燥させる必要がある場合に適しています。

2.浴室乾燥機の電気代節約テクニック!

浴室乾燥機を使用する際の電気代は、しっかりと節約方法を知っておけば意外と抑えることができます。日常の使い方や習慣を少し変えるだけで、毎月の電気代の節約が実現するのです。以下に、具体的な節約テクニックをご紹介します。

2-1.適切な干し方

洗濯物を乾燥機にかけるとき、どう干すかが電気代の節約に繋がります。洗濯物同士が密接していると、その部分はなかなか乾かず、乾燥機を長時間使用する必要が出てきます。洗濯物同士の間隔をしっかりと取ることで、全体が均等に乾燥し、乾燥時間を短縮できます。繊維の種類や厚さによっても乾燥時間は異なるので、注意が必要です。

2-2.サーキュレーターを併用する

浴室乾燥機だけでなく、サーキュレーターを併用することで、より効率的な乾燥が期待できます。サーキュレーターが生み出す風で、乾燥機から吹き出す熱風が均等に洗濯物に当たるようになり、乾燥時間を短縮できるのです。特に大量の洗濯物や、乾きにくいアイテムを乾燥させる際には、この方法が効果的です。

2-3.定期的に掃除をする

浴室乾燥機のフィルターは、使用するたびにホコリやゴミ、衣類の繊維などが付着し溜まっていきます。それらが詰まったフィルターは、乾燥能力を低下させ、結果的に乾燥時間が長くなってしまいます。そのため、こまめにフィルターを掃除することで、乾燥機のパフォーマンスを維持し、無駄な電気を消費するのを防ぎます。

3.オール電化と浴室乾燥機

3-1​​.オール電化のシステムとは?

オール電化とは、家庭内の主要な機器や設備をすべて電気で動作させるシステムのことを指します。具体的には、ガスや灯油を使用する機器を電気式のものに置き換えることで、家全体を電気だけで運用する住宅スタイルです。オール電化の主なメリットとして、CO2排出量の削減、火事のリスクの低減、そして電気代の節約が挙げられます。

3-2.オール電化住宅での浴室乾燥機の電気代の特徴

オール電化住宅では、電気の料金プランが異なることが多く、特に夜間の電気料金が安く設定されている場合が多いです。このため、浴室乾燥機を夜間に使用することで、電気代を大幅に節約することが可能です。また、オール電化住宅のシステムには、電力のピーク時以外に電気を使用する「エコキュート」のような設備もあり、これを活用することでさらなる節約が期待できます。

3-3.オール電化住宅での電気代節約のポイント

夜間利用

電気料金が安い夜間に浴室乾燥機を使用することで、電気代を節約できます。

エコキュートの活用

エコキュートは電力のピーク時以外の電気を使用してお湯を沸かすシステムで、これを活用して浴室乾燥機を動作させることで、電気代の節約が可能です。

適切な使用時間の設定

浴室乾燥機の使用時間を適切に設定することで、無駄な電気消費を防ぐことができます。

定期的な機器のメンテナンス

浴室乾燥機の性能を最適に保つために、定期的なメンテナンスや掃除を行うことで、効率的な運用が可能となります。

4.ガス式浴室乾燥機についても知っておこう

4-1.ガス式浴室乾燥機の基本的な特徴

ガス式浴室乾燥機は、ガスを燃料として使用して洗濯物を乾燥させる機器です。主な特徴として、高い乾燥能力、短時間での乾燥、そして一般的に電気式よりもコストパフォーマンスが高い点が挙げられます。また、ガスの熱効率が良いため、電気式に比べて乾燥時間が短縮されることが多いです。

4-2.ガス代と電気代の比較

ガス式浴室乾燥機の運転コストは、電気式に比べて一般的に低いとされています。これは、ガスの熱効率の良さと、ガス料金が電気料金に比べて安価であるためです。しかし、初期導入費用や設置場所の制約など、考慮すべき点もあります。

4-3.ガス式浴室乾燥機の8時間使用時のガス代

ガス式浴室乾燥機のガス代は、使用するガスの種類や地域、供給会社によって異なります。一般的に、都市ガスの場合、1時間あたりのガス代は約30円〜50円とされています。したがって、8時間使用した場合のガス代は、240円〜400円の範囲となるでしょう。ただし、具体的なガス代は各地域のガス会社の料金を参照することをおすすめします。

5.電気代節約ならガス式衣類乾燥機もおすすめ

近年、電気代の節約の一環として、ガス式衣類乾燥機を導入する家庭が増加しています。これは電気式と比較して、多くのメリットがあるからです。ここでは、ガス式衣類乾燥機のメリット・デメリットについて紹介していきます。

5-1.メリット

洗濯時間の削減

ガス式乾燥機の最大のメリットの一つがその乾燥速度です。乾燥時間が大幅に短縮されることから、家事の効率が向上します。これは特に、家族が多い家庭や急な来客、雨の日など、洗濯物を速やかに乾かしたい時に大変便利です。

ランニングコストを抑えられる

ガス式は運転中のエネルギーコストが電気式よりも安価となります。長期的に見ると、ランニングコストの削減に繋がり、家計の負担も軽減することが期待できます。

5-2.デメリット

導入費用

ガス式乾燥機の導入には、それなりの初期投資が必要です。電気式と比べても価格が高めに設定されているため、一度の出費としては大きくなる可能性があります。

設置スペース

既存の電気式乾燥機との取替え、あるいは新規での導入を検討する際に、新しい機器を設置する場所の確保が必須です。特に、限られたスペースしかない住宅では、事前に十分なスペース計画が求められます。

ガス設備確認

ガス式を導入する前に、既存のガス設備が新しい機器に適しているかの確認が必要です。もし適していない場合、新しいガス設備の工事や改修が必要となり、これに伴う追加のコストや時間が発生する可能性があります。

以上、ガス式衣類乾燥機の導入に際してのメリットとデメリットを詳しくご紹介しました。どの家電製品を選ぶにしても、長期的に見たときのコストやライフスタイルの変化を考慮し、最適な選択をすることが大切です。

6.まとめ

いかがでしたか?
洗濯は私たちの日常生活に欠かせない家事ですよね。特に浴室乾燥機を頻繁に利用する家庭は、電気代の心配がつきものです。そこで今回、電気代の具体的な負担や、その節約方法をいくつかご紹介しました。

小さな工夫、例えば洗濯物の適切な干し方や扇風機の活用、さらにオール電化住宅での賢い利用法など、これらのテクニックで電気代を抑えることができます。

また、新しい選択肢として、ガス式浴室乾燥機やガス式衣類乾燥機も電気代の節約を目指す家庭にはおすすめの選択肢となります。ガスの熱効率の良さを活かして、短時間での乾燥が可能であり、長期的には電気式よりも経済的となることが多いです。ただし、導入にあたってのコストや注意事項もしっかりと理解しておくことが大切です。

何より大切なのは、各家庭のライフスタイルや予算に見合った最適な方法を選択することだと思います。この記事を参考にして、浴室乾燥機を効率よく活用してみてください。

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