クロス張り替えの費用|DIYと業者を比較!

家の中で毎日見る壁紙。時間が経つとどうしても古くなり、汚れが目立ったりクロスの性能が落ちてしまうのが気になり始めるものです。

この記事ではクロス張り替えにかかる費用と、DIYで行う場合と業者に依頼する場合の違いについて紹介します。自分の家を新しくリフレッシュする方法を選ぶ際のヒントとなるように解説していきますね。

1. クロスの張り替えをするタイミング

まず、クロスを張り替えるタイミングについては、クロスの張り替え目安は10年くらいと言われています。それ以外にも年数にかかわらず以下のような症状が出たら張り替えるタイミングです。

1-1. 目立つ汚れ

パッと見て目立つ汚れや破損がある場合は張り替え時です。

  • はがれている
  • 汚れている
  • 破れたりしている
  • カビが生えている
  • 立ちやささくれがある

1-2. 壁紙の性能が落ちている状態

壁紙の性能が落ちている場合も、張り替えを検討してみましょう。

  • 日焼けで家具の跡ができている
  • タバコの臭いなどが染みついて取れない
  • 消臭機能や防水機能などの効果が薄くなってきている

2. クロスの費用相場

クロスの張替えの総費用は、クロス自体の価格と施工費で構成されます。

クロスの種類はスタンダードクロス(*1)とハイグレードクロス(*2)の二つに大別され、それぞれの価格帯が異なります。スタンダードクロスは1㎡当たり約800円〜1,000円、ハイグレードクロスは1,000円〜1,500円でおさまることもあります。

以下は部屋の広さに応じたクロス費用の相場例です。

広さスタンダードクロスハイグレードクロス
4畳半(約25㎡)25,000円~37,500円~
6畳(約30㎡)30,000円~44,000円~
10畳(約45㎡)45,000円~67,500円~

(*1)スタンダードクロス:スタンダードクロス、または量産クロスと呼ばれ、大規模に生産される壁紙をさします。このタイプの壁紙はコスパが良く、リーズナブルな価格が魅力的です。
(*2)ハイグレードクロス:1㎡当たり約1,000円とされており、「1000番クロス」と呼ばれることがあります。

3. 業者によるクロス張り替え

まずは業者に依頼した場合について紹介していきます。費用の相場や、メリット・デメリット、どんな業者を選べば良いか把握してみましょう。

3-1. 業者に依頼するメリットとデメリット

業者に依頼する最大のメリットは、プロの技術で美しく仕上げることができることです。重労働や専門的な技術を必要とする作業も安心して依頼できます。

一方、デメリットとしてはクロス代以外の施工費がかかること。自分で行うよりも高くつきますが、重労働な家具の移動や養生、片付けも含めて対応をしてくれるため手間が省けます。

3-2. 施工費の相場

場所別の施工費の相場を紹介します。
施工費は、「2. クロスの費用相場」とは別でかかる費用になります。

場所費用相場
廊下20,000〜60,000円
洗面所40,000〜60,000円
キッチン40,000~70,000円
トイレ30,000~60,000円

3-3. 費用の内訳

壁紙の張り替えリフォームでは、以下のような費用がかかります。

  • 壁紙(クロス)代:新しい壁紙の購入費用
  • 室内養生費:作業中に家具や床が傷つかないように保護するための費用
  • 工事費:職人の労働時間(人数×日数)に応じた費用
  • 廃材処理費:古い壁紙を撤去し、適切に処分するための費用
  • 荷物移動費:壁紙を張り替えるために家具などを移動させる際の費用
  • 交通費:職人が現場に移動するための費用

3-4. 業者選びのポイント

信頼できる業者を選ぶには、まず評価が良く満足度が高いか検索をしてみましょう。過去の施工例や口コミをチェックすれば、その業者の技術力と信頼性を参考にすることができます。

また、家の近くの業者を選ぶことも業者選びに失敗しないポイントです。家を建ててから何十年も住むのでリフォームを繰り返すことがあるかもしれません。家の近くなら気軽に相談ができますし、困った時に駆けつけてもらえる安心感が得られます。

4. DIYでのクロス張り替え

DIYでクロスの張り替えをする場合についても紹介します。メリット予算相場、自分で作業する時の注意点などを確認してみましょう。

4-1. DIYのメリットとデメリット

クロス張り替えをDIYで行なう場合のメリットとしては、コストの削減が大きく、専門業者に頼むよりも低予算で済む点です。また、自分の好みに合わせて壁紙を選び、自由に作業を進めることができます。

デメリットとしては、専門的な技術やツールが必要なため、初心者には難しい場合があります。さらに、失敗するリスクもあるため、期待した仕上がりにならないこともあります。メリットとデメリットの両方を把握したうえでDIYに踏み切りましょう。

4-2. 必要な材料と工具と費用

壁紙のDIY張り替えに必要な道具は以下になります。

  • カッターナイフ:壁紙を必要なサイズに正確にカットするために使用します。
  • 定規(もしくはメジャー):壁紙を計測し、直線を引くために使います。
  • 壁紙用のハケ:のりを壁や壁紙に均等に塗布するために使用します。
  • 壁紙用のローラー:壁紙を壁にしっかりと押し付け、気泡を抜くために使います。
  • のり刷毛:壁紙の裏面にのりを塗る際に使用します。
  • カット用のマット:壁紙をカットする際に下に敷き、床やテーブルを保護するために使用します。
  • スポンジや布:作業中に壁紙や壁についたのりを拭き取るために使用します。
  • シリコンローラー:貼り付けた壁紙を押し固め、表面の気泡を押し出してなめらかに仕上げるために使用します。

DIYは一度道具さえそろえてしまえば、あとはクロスなどの材料費だけしかかかりません。

5. まとめ

いかがでしたでしょうか。

壁紙の張り替えは、お家を新しく生まれ変わらせる機会です。タイミングとしては壁紙の目立つ汚れや性能の低下が目安。自分でDIYに挑戦するか、業者に依頼するかは、時間・予算・張り替えのスキルを考慮して決めましょう。

どちらにせよ、適切な準備と正しい業者選びが成功の鍵です。美しい仕上がりを目指して、計画的に進めていきましょう。

リフォームでお悩みの際には、ぜひ【おうちのアラート】までお気軽にご相談くださいね。

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