ドアノブ交換は自分でできる!方法と依頼した場合の費用相場

ドアノブが古くなったり、調子が悪くなったりしたとき、自分で交換できるか悩むことはありませんか?正しい手順を踏めば、ドアノブ交換を自力で行なうことは可能です。

そこで本記事では、ドアノブ交換の手順や必要な道具、注意点を詳しく解説します。また、プロの業者に依頼した場合の費用相場についてもご紹介。DIYでの挑戦を考えている方も、業者に頼むか迷っている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. ドアノブ交換は自分でできる?

ほとんどの場合、複雑なドアノブや特殊な鍵付きのドアノブを除いて、ドアノブの交換は自分で行なうことができます

これからご紹介するドアノブタイプであれば、DIYにチャレンジしてみることをおすすめします。まずは交換に必要なアイテムを紹介していきましょう。

2. DIYでドアノブ交換に必要なアイテム

ドアノブ交換を自分で行うためには、以下のアイテムが必要です。

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • きり、千枚通し
  • 隙間を埋めるためのパテや木工用ボンド

3. 【事前準備】ドアノブの種類を調べる

ドアノブを交換する前に、まずは現在取り付けられているドアノブの種類を確認しましょう。ドアノブには主に3つの種類があります。それぞれの特徴と注意点を理解しましょう。

3-1. チューブラー錠

①形状

室内向きのシンプルなドアノブのこと。ノブの台座にネジが見えることが特徴です

②使用場所

主に室内ドアやトイレなど、軽い使用が前提の場所に多く使われます

③注意点

取り付けが簡単でDIY向けです。耐久性がそれほど高くないため、頻繁に使うドアには不向きです。また、ドアの厚さによっては適合しない場合もあるため、購入前に確認が必要です。

3-2. 円筒錠

①形状

円形のノブで、内部に複雑なメカニズムを持っています。チューブラー錠との違いは、台座にネジがないことです。

②使用場所

かつてはアパートの玄関や戸建ての勝手口にも使われていましたが、防犯性が低いため、室内での使用が主です。

③注意点

鍵付きのものが多く、取り付けには多少の技術が必要です。また、内部メカニズムが複雑なため、壊れた場合の修理が難しいこともあります。取り付け時には、ラッチの向きやノブの回転方向に注意してください。

3-3. インテグラル錠

①形状

ドアノブと錠前が一体化したデザイン。見た目は他のドアノブと見分けがつきにくいですが、施錠するとデッドボルトと呼ばれる突起が出現するのがこのインテグラル錠です。

②使用場所

防犯が必要なドアや玄関に使用されることが多いです。

③注意点

室内ドアに用いられることはほとんどありませんが、既存のドアに新たにインテグラル錠を取り付ける場合には、ドアに適切な穴を開ける技術が求められます。また、価格が高めです。

4.ドアノブ交換の注意点

ドアノブ交換の具体的なステップを紹介する前に、注意点をご紹介します。間違った鍵の付け方をしてドアが開かなくなるなどの不測の事態に備え、扉は必ず開けた状態で作業を行なってください。

さらに、ドアから飛び出ている「ラッチ」を取り付ける向きにも注意してください。ラッチの向きはドアを開く方が斜面の高い方、閉まる方が斜面の低い方と決まっています。間違えるとドアが正しく閉まらなくなり、二度手間になってしまうので、向きは必ず確認したうえで作業を行なってください。

5. チューブラー錠の交換方法

5-1. 取り外し方法

  • STEP①:ハンドルを固定している台座のビスを外します。
  • STEP②:片方のハンドルをつかみ、もう一方のハンドルを引っ張って抜きます。
  • STEP③:ドア側面にあるフロントプレートを確認し、ビスを2カ所外します。
  • STEP④:ロックケースの穴にドライバーを引っ掛け、ロックケースをドア側部方向に押し出す形で取り外します。

5-2. 取り付け方法

  • STEP①:ラッチボルトをはめます。このとき、ラッチの斜めになっている方向がドアの閉まる方向と一致するように注意します。
  • STEP②:フロントプレートをはめて、上下をビスで固定します。
  • STEP③:外側のドアノブをはめて、上下をビスで固定します。
  • STEP④:続いてはもう一方のドアノブをはめて、上下をビスで固定します。

6. 円筒錠の交換方法

6-1. 取り外し方法

  • STEP①:ハンドルの付け根部分にある穴を確認しましょう。そこに針金のような棒かマイナスドライバーを差し込んだら、ハンドルを引き抜きます。
  • STEP②:ドアに着いている台座にも小さな穴があるので、同じくドライバーを差し込み、てこの原理で台座を持ち上げて外します。
  • STEP③:台座についた2箇所のビスを外して円筒錠を引き抜きます。
  • STEP④:ドア側面のフロントプレートを固定しているビスを2カ所外し、ラッチを引き抜きます。

6-2. 取り付け方法

  • STEP①:ラッチボルトをはめます。
  • STEP②:外側のドアノブをはめます。このとき、ラッチボルトとうまく結合できるか確認しましょう。
  • STEP③:丸座裏金をはめ、丸座をはめます。同じように、丸座と裏金がかみ合うようか確認しましょう。
  • STEP④:内側のドアノブをはめます。

7. インテグラル錠の交換方法

7-1. 取り外し方法

  • STEP①:ドアと密着している台座を反時計回りに回してドアノブを取り外します。もし外れなかったら、ドアノブに開いている穴にマイナスドライバーを差し込んで外します。
  • STEP②:座金(薄い金属板状の部品)があるのでビスを外し、反対側のハンドルを引き抜きます。
  • STEP③:ドア側面のフロントプレートを固定しているビスを2カ所外し、ラッチを引き抜きます。

7-2. 取り付け方法

  • STEP①:ラッチボルトをはめます。このとき、ラッチの斜めになっている方向がドアの閉まる方向と一致するように注意します。
  • STEP②:外側のドアノブをはめます。
  • STEP③:外側のドアノブの芯と、内側のドアノブの裏にある穴をはめ合わせます。
  • STEP④:回らなくなるまで丸座を締めていきます。

8. 業者に頼んだ場合の費用 

最後に、プロの業者に頼んだ際の一般的な費用相場についても簡単にご紹介します。もし難しそうだと感じた場合は、無理にいじるのをやめ、ぜひ専門家の手を借りてみてくださいね。

  • ドアノブ修理:9,000円~
  • ドアノブ交換:11,000円~+部品代 
  • 室内のドアノブ交換:2,000~40,000円 
  • 鍵付きドアノブの交換: 2,000~40,000円 
  • お風呂のドアノブ交換:3,000~20,000円 
  • トイレのドアノブ交換: 2,000~20,000円

9. まとめ

この記事ではドアノブ交換の方法をご紹介してきました。ドアノブ交換は一度スキルを習得してしまえば、あとは自分でいつでも交換できるようになるため、時間のあるときにぜひトライしてみてください。

もし難しそうな場合には、お近くの専門家もしくは【おうちのアラート】までぜひご相談くださいね。

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