キッチン天板はステンレスと人工大理石、どちらがいい?費用・デザイン・使いやすさを比較!

キッチンリフォームや購入では、細部に至るまで決定すべき事項が山積み!とくにキッチンの印象を左右するのが、天板の素材選びです。本記事では天板素材として人気の「ステンレス」と「人工大理石」を挙げ、費用・デザイン・使いやすさなどを比較してご紹介していきます。ぜひ理想のキッチン作りの参考になさってくださいね。

1.ステンレスの特徴

多くの飲食店の厨房で使われている、ステンレス天板。主な素材は鉄でできており、錆びにくい合金が使われていることからサビに強いことが特徴です。また、プロも使用していることからわかる通り、耐水性や耐熱性にも強く、水や火を多用するキッチンでも安心して毎日使うことができます。

汚れやカビ、臭いがつきづらく、万が一汚れても中性洗剤で簡単に拭き取ることができるため、扱いやすいのもポイント。総じて、耐久性に優れ、お手入れのしやすい天板素材です。

2.人工大理石の特徴

天然の大理石の風合いを模した、人工大理石天板。その素材はアクリル製樹脂やポリエステル樹脂からできています。なお、似たような名前の素材として「人造大理石」がありますが、こちらは大理石を砕き石材チップと混ぜて固めたもの。大理石素材が入っているかどうかが大きな違いとなります。その分価格も「人造大理石」の方がお高めなので、混同しないように注意しましょう。

美しいマーブル模様が特徴で、デザイン性に優れ、どんなデザインのキッチンにも合います。とくにアイランド型キッチンなど、ダイニングと調和するキッチンであればなおさら空間にクラス感を与えてくれるでしょう。

傷を研磨で消せたり、水垢が目立ちにくかったりと、美しさを保ちやすいのも魅力。ただメーカーによっては耐熱性が低く、割れてしまうことがあるため注意が必要です。

3. ステンレス天板と人工大理石天板を比較

ステンレス天板と人工大理石天板の特徴を大まかに掴んだところで、以下は実際に選ぶ際の判断基準となる費用・デザイン・使いやすさを見比べていきましょう。ご自分の性格傾向やライフスタイルなどを思い浮かべながら確認していくことで、より選びやすくなるはずです。

3-1. 費用

ステンレス天板の方が一般的に安めの傾向にあります。
費用相場を見比べてみると、ステンレス天板は10〜15万円程度、人工大理石天板は11〜17万円程度。ただしステンレス天板は表面加工の有無で値段が変動するため、その点も加味して検討することをおすすめします。

3-2. デザイン

インテリアとの調和を考えたり、暖かみのある雰囲気にしたいのなら、人工大理石天板がおすすめです。人工大理石天板は、自然素材である大理石を模したデザインと豊富なカラーバリエーションから、ご自宅の空間に調和するものを選びやすいでしょう。

一方で、ステンレス天板はドライで無機質な印象を与える素材。もしシャープな印象がお好みであれば、ステンレス天板もおすすめです。

3-3. お手入れしやすさ

これは好みが分かれるところです。

ステンレス天板は汚れが浸みこみにくく、汚れが落としやすい反面、こまめに掃除しないと水垢が目立ってしまったりすることも。

人工大理石天板は、万が一傷ついても紙やすりで研磨すれば、目立ちにくくなります。また、水垢もステンレス天板ほどには目立ちません。ただし、汚れを放置しておくと色素が沈着してしまったり、経年劣化でひび割れや黄ばみが生じます。

日頃のお手入れ頻度から、ご自身に合う方を検討することがおすすめです。

3-4. 耐久性

一般的にはステンレス天板の方が耐久性に優れていると言えます。

ステンレス天板は物理的な衝撃に強く、耐熱性・耐水性も高いのに対して、人工大理石天板は傷や摩耗にやや弱く、熱いものを直接置くと表面が損傷してしまう場合もあります。ただし、これらの事情はメーカーや製品によっても異なってきます。
ショールームや店舗で詳しくヒアリングした上、決定した方が良いでしょう。

4.まとめ

本記事ではキッチン天板の二つの素材、「ステンレス」と「人工大理石」について、その特徴と比較ポイントをご紹介しました。お好みの素材はどちらでしたか?これらはあくまで一般論であるため、メーカーや製品のスペック、お手入れ頻度や生活傾向によっても変わってきます。ご自分が求める要素を洗い出した上でキッチン天板選びを行うとスムーズです。

ぜひ毎日の料理のお供に、素敵なキッチン天板を選んでみてくださいね。
リフォームの際には、【おうちのアラート】までご相談ください。

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