ガスコンロを選ぼう!「ビルトインコンロ」のおすすめメーカーを徹底紹介

キッチンの印象を左右するコンロ。とくにシステムキッチンに造りつけられている「ビルトインコンロ」は、スタイリッシュな見た目やお手入れのしやすさから近年人気のモデルとなっています。本記事では「ビルトインコンロ」の特徴や選び方についてご紹介した後、ビルトインコンロのおすすめメーカーをご紹介いたします。

1.近年人気の「ビルトインコンロ」とは?

「ビルトインコンロ」は、文字通り、キッチンのカウンターや作業スペースに“ビルトイン(組み込み)”された形状のコンロです。一般的には、ガスコンロやIHクッキングヒーターがこのカテゴリーに該当します。ビルトインコンロの特徴は、シンプルで洗練されたデザインと、キッチン空間を広く使える効率的な配置にあります。

コンロの天板とシンクの繋ぎ目を無くしたフラットなデザインは見た目が美しいだけでなく、お手入れのしやすさにも繋がります。また、従来のコンロでは掃除しづらかったゴトク周りも、ゴトク自体を軽量化させたことによって掃除しやすくなりました。

また、省スペースながらグリルやオーブンを搭載しているビルトインコンロも多く、キッチンの一角から多彩な料理を生み出すことが可能です。さらにはタイマーや予熱機能といった料理サポート機能も。
さらには、あらかじめキッチンに作り付けられているため、土台がしっかりしており、耐久性が高いこともポイントです。

2.ビルトインコンロの選び方

どれかひとつビルトインコンロ製品を選ぶ前に、まずはご自分のライフスタイルや住宅事情に合わせたスペックの把握が必要となります。

2-1.ヒータータイプの選択

キッチンには主にガスコンロとIHクッキングヒーターの2つの主流なヒータータイプがあります。どちらを選ぶかは、それぞれの特徴と調理スタイルに注意を払う必要があります。

ガスコンロの特徴と使い分け

ガスコンロは高い火力が特徴で、瞬時に温度を上げたり下げたりできるため、料理の幅が広がります。焼きものや炒めものが得意なので、そうした調理が好きな方におすすめです。視覚的に火を使った調理がお好みの方にも、適しているでしょう。また、後述するIHクッキングヒーターよりも、電源ユニットや制御パネルなどの設備が不要な分、コンパクトで使いやすいのが魅力です。

IHクッキングヒーターの特徴と使い分け

IHクッキングヒーターは、電磁調理であり、火力の細かな調整が可能です。均一な加熱ができるため、シチューや煮込み料理などが得意です。また、フラットな表面なのでお手入れが簡単。モダンでスタイリッシュなデザインが魅力です。忙しい日常においても使い勝手がよいため、忙しくても清潔感を保ちたい方にはおすすめです。

2-2.バーナー数とサイズの検討

ビルトインコンロのバーナー数やサイズは、調理のしやすさや効率性に大きな影響を与えます。以下のポイントに注意して選びましょう。

バーナー数の選び方

ビルトインコンロのバーナーは、一般的に2口か3口です。バーナーが多いほど同時に複数の鍋やフライパンを使え、効率的に調理しやすくなります。3口以上のモデルは、ファミリー向けや多人数での食事の際に重宝します。逆に、2口モデルはキッチンスペースを節約でき、シングルやデュアルユーザーに適しています。1口モデルはあまり一般的ではありませんが、セカンドキッチンなど幅の取らないキッチンに最適です。

サイズの選び方

ビルトインコンロ天板のサイズには、幅60cmと幅75cmの2タイプがあります。60cmはコンパクトで調理スペースを広く取れるので、狭いキッチンに最適です。一方、75cmは広いスペースで使え、鍋などを置くスペースが増えます。キッチンや調理スタイルに合わせて選ぶことが重要です。

2-3.デザインと機能性のバランス

ビルトインコンロはキッチンの主要な要素のひとつであり、デザインと機能性のバランスが重要です。これを達成するために以下のポイントに留意しましょう。

キッチンのインテリアとの調和

コンロのデザインはキッチン全体の印象に影響を与えます。とくにビルトインコンロは、ステンレスやガラスの天板などスタイリッシュなデザインが特徴。キッチンがダイニングルームとオープンに接している場合は、ダイニングルームの雰囲気と合ったビルトインコンロのデザインを選ぶのも良いでしょう。例えばダイニングルームがシックな寒色系でまとめられていたら、ステンレスのビルトインコンロにするなどすれば、空間の調和が図りやすくなります。

最新の機能や便利なオプションの選び方

ビルトインコンロには最新のテクノロジーや便利なオプションが搭載されています。自動点火機能や加熱スピードコントロール、タイマー機能といった機能は、多くの場合、ご自分で取り付けの取捨選択が可能です。ご自分のライフスタイルを振り返りながら、より便利で快適になる機能を検討しましょう。

3.ビルトインコンロの費用相場  

3-1.ビルトインコンロの費用相場

費用相場は、工事費込みで一般的に50,000円から100,000円以上になります。ただし、メーカーやモデル、搭載機能によって価格は異なります。新規取り付けなのか交換なのかにもよって変わってきますので、設置工事費用や付属品なども考慮し、予算を明確にすることが重要です。

3-2.ビルトインコンロの購入場所

ビルトインコンロの購入場所は、主に家電量販店やキッチン専門店、一部のホームセンターなどです。とくに家電量販店やキッチン専門店には、専門スタッフがいることが多く、細かく質問しながら購入を検討できるためおすすめです。ホームセンターには詳しいスタッフがいない場合もあるので、よくよくご自分で調べる必要が出てくるでしょう。

また、身近にメーカー直販店がある場合には、足を運んでみるのもおすすめです。製品についてのより詳しい説明が聞けるでしょう。ビルトインコンロは耐用年数10年と言われており長期の付き合いとなるため、基本的にはご自分の目で確かめたいもの。しかし、どうしても時間が取れない場合には、ご自宅から製品を見比べ検討できるオンラインショッピングという手もあります。

3-3.ビルトインコンロは自分で取り付け可能?

ご自分でビルトインコンロ本体のみを購入することはできるものの、取り付け工事を行うことはできません。ガス管をつなぐ作業では、間違った取り付けやガス漏れが起きると大きな事故につながる恐れがあるため、有資格者のみ許された工事となっています。必ず専門業者へ依頼するようにしてください。

4.ビルトインコンロのおすすめメーカー

それでは最後に、ビルトインコンロのおすすめメーカーを見てみましょう。ビルトインコンロの国内市場シェアは、リンナイ・ノーリツ・パロマのほぼ3トップ状態(リフォーム産業新聞より引用)となっています。

4-1.リンナイ

国内54%のシェアを占めるリンナイ。主要な部品は外注せずに全て自社で生産しており、クオリティの高さを支持されています。コンロ・グリルの両方で使える万能鍋「ザ・ココット」が付属する「デリシア」シリーズはとくに人気です。

4-2.ノーリツ

リンナイに次いで、国内34%のシェアであるノーリツ。初めて日本でビルトインコンロを開発したハーマン社と業務提携を行うことで、次々と革新的な技術を発表してきました。燻製や低温調理、両面焼きグリルといった、一見家庭では難易度が高そうに感じられる調理法も難なくサポートする「プログレ」など、スタイリッシュかつ高性能な製品がラインアップしています。

4-3.パロマ

リンナイ、ノーリツに次いで国内10%のシェアであるパロマ。焦げつき防止機能や自動消火機能など安心・安全に力を入れた機能を備えています。また、体に負担をかけずに調理を行えず「かがまず取手」といった、ユーザビリティを重視した設計も特徴。小さなお子様やお年寄りのいるご家庭でも安心して使えるのがポイントです。

5.まとめ

“ビルトインコンロのある生活”のイメージはつきましたか?スペックはもちろん、費用やメーカーなど、チェックすべきポイントは多岐にわたります。新規に購入される方もご交換を希望している方も、ぜひ慎重に検討しながら、お気に入りのひとつを見つけてくださいね。また、取り付けの業者選びに迷ったら、ぜひ【おうちのアラート】までご相談ください。ビルトインガスコンロ選びから、お客様に寄り添ったご提案をいたします。

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