心身のリラックスに欠かせないお風呂の時間。バスルームが快適なだけで、毎日の生活が少し楽しくなりますよね。とくにリフォームを検討中の方の中には、どんなバスルームにしようかと考えている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、リフォーム産業新聞の「プロ315名がおすすめする人気バスランキング」をもとに、2024年の「バス人気ランキング」を価格帯ごとにご紹介します。気になるメーカー・製品を見つけてみてくださいね。
※【おうちのアラート編集部より注釈】
以下にご紹介する機能及び効能は、浴室の環境や状態によっても変化する可能性があります。
1.高級価格帯の「バス」ランキング
1-1.1位:シンラ(TOTO)
堂々の1位に輝いたのは、TOTOのシステムバス「シンラ」。
シンラの特徴はなんと言っても、人間工学の研究をもとに生まれた「ファーストクラス浴槽」。従来の浴槽では身体を支える面が3点だったところを、4点に変更。支える面が増えたことで、1箇所にかかる負担が軽減され、楽で安定した入浴ができるようになりました。また、肩周りにお湯が流れる「肩楽湯」とランダムな曲線を描いて噴出される「腰楽湯」も、快適な入浴時間をもたらしてくれる大きな魅力。
また、足裏のひやっとする感覚を解消する暖かい「ほっカラリ床」や、いつでもどこでもスマホやスマートスピーカーから専用アプリで入浴準備(床・浴槽掃除、暖房、お湯張り)が叶う「つながる快適セット」など、まさに至れり尽くせりの高級システムバスです。
1-2.2位:スパージュ(LIXIL)
2位はその美しさから、「グッドデザイン・ベスト100」や国際的に権威のあるデザイン賞を受賞しているLIXILの最上級グレード「スパージュ」です。上質な趣を醸し出す「セラミックパネル」や木目や石目の床材を使った「グランフロア」など、ラグジュアリーなデザインは視覚的にも安らぎを与えてくれると評判。
身体を包み込むような形状の浴槽では、肩湯だけでなく、リズミカルに水を噴射し、コリにアプローチする「肩ほぐし湯」、「腰ほぐし湯」が愉しめます。また、頭上から全身を包み込むように流れる「オーバーヘッドシャワー」や「打たせ湯」など、モードを切り替えることのできるシャワーも特徴的。独自の「キレイテクノロジー」で汚れが傷が付きづらくなり、お手入れの負担も軽減されています。
1-3.3位:プレデンシア(タカラスタンダード)
タカラスタンダードの最上級グレードとして3位にランクインした「プレデンシア」。
他メーカーと差をつける鋳物ホーロー素材の浴槽は、アクリル人造大理石の浴槽と比較すると約5倍も滑らかと言われ、湯あかなどもスムーズに取れやすいことが特徴です。鋳物ホーローとは、鋳鉄にガラス室の釉薬を焼き付けたもので、他にも保温性が高いことや熱の伝導率がよくお風呂自体が暖まりやすいことなどのメリットが。調光が可能なラグジュアリーミラーやクオーツストーン製のカウンター、リラクゼーション効果の期待できる「肩包み湯」など、全体的にラグジュアリーな入浴体験が叶う設計となっています。
1-4.4位:アクリアバス(クリナップ)
入浴時の一番の悩み事と言っても過言ではない「寒さ」。クリナップの「アクリアバス」は入浴前から入浴後までずっと暖かさが続くことが大きな魅力です。
入浴1分前にスイッチを押せばお湯が自動で床を温めてくれる「床夏シャワー」 、蓋をすれば4時間後の温度低下を-2.5度以内に留められる「高断熱浴槽」 、入浴後30分も浴室全体の暖かさが保たれる「浴室丸ごと保温」など、あらゆる寒さ対策でヒートショックの心配が軽減されています。
また、入浴スタイルに適応するデザインの「スマート浴槽」や浴槽への出入りを楽にしてくれる「サポートバー」、 簡単に足を上げて入れるまたぎ高さの低めな浴槽設計など、子どもからお年寄りまで入浴しやすい設計も特徴です。
1-5.5位:L-CLASS(パナソニック)
「徒歩30秒の楽園(リゾート)」をコンセプトにした、パナソニックの「L-CLASS」。こだわりの浴槽が、非日常的な入浴をもたらします。
ミクロの泡を含んだお湯が全身を刺激する「酸素美泡湯」や、湧き上がるバブルで身体をほぐす「リゾートバブル」など、入浴時間をラグジュアリーにクラスアップしてくれる機能付き。標準装備ではどちらかひとつの装備ですが、オプションで二つ同時につけることも可能です。
魅力は入り心地のみならず、お手入れ面についても傷がつきにくくお掃除しやすい「スゴピカ浴槽」を採用。
さらには、高級感のある壁材や、ガラスやブラックなどデザインレパートリーの豊富ドアなど、デザイン性の高さもポイントです。
2.中級価格帯の「バス」ランキング
2-1.1位:サザナ(TOTO)
高級価格帯のバスランキングで見事1位に輝いたTOTO「シンラ」の下位モデルです。
下位モデルと言っても、主要機能は共通しているものも多く存在します。頭と首をしっかり支えて身体に楽な入浴を叶える「ゆるリラ浴槽」 や、足裏のひやっとする感覚を解消する暖かい「ほっカラリ床」、いつでもどこでもスマホやスマートスピーカーから専用アプリで入浴準備(床・浴槽掃除、暖房、お湯張り)できる「つながる快適セット」がその代表例。「シンラ」の豊富なデザインバリエーションと「肩楽湯」「腰楽湯」にそこまでメリットを感じないのであれば「サザナ」でも十分に事足りるはずです。
2-2.2位:リデア(LIXIL)
LIXILの「リデア」はなんと言っても、水面がどこまでも続くような、たっぷりとした湯量の入浴が叶う設計の「ミナモ浴槽」が特徴。浴槽の上縁を極限まで広げ、湯面の広がりと入浴時の開放感が感じられる浴槽に仕上げられています。
さらには組みフタを使えば、気温10度の環境で4時間経過しても-2.5度以内しか下がらないという保温性の高さも魅力。人数の多いご家庭でも、節約しながら快適に入浴できます。
また、冷たさを感じにくく、皮脂汚れが固着しづらい「キレイサーモフロア」や、渦の力でゴミをまとめる排水溝などお手入れしやすさも人気の秘訣です。
2-3.3位:グランスパ(タカラスタンダード)
「グランスパ」は高級価格帯の3位にランクインした「プレデンシア」の下位モデルです。「プレデンシア」では浴槽素材に鋳物ホーローを使用していたのに対し、こちらの「グランスパ」は硬質で頑丈なアクリル系人造大理石を採用。一般的なアクリル系人造大理石の浴槽はアクリル表面材がわずか0.08mm程度の厚みですが、「グランスパ」は8〜9mmと約100倍の厚みを誇ります。
なめらかで傷つきにくい「キープクリーン浴槽」はタカラスタンダードが他メーカーの追随を許さない技術です。また、磁気タイルで掃除しやすい「キープクリーンフロアー」や重厚感をもたらす壁のホーローパネル、調光・色変更できる鏡背面の間接照明など、ラグジュアリーかつ頑丈な作りが支持されています。
2-4.4位:BEVAS(パナソニック)
「人も、お風呂も、美しく。」をコンセプトにしたパナソニック発の「BEVAS(ビバス)」。そのコンセプトから窺い知れる通り、壁材や床材はもちろん、浴槽部の“エプロン”と呼ばれる洗い場に面した側面も革や木目などのデザインエプロンから選択することができるデザイン性の高さが魅力です。
とくに、砕いた石材を練り込んだイタリアの床材「テラゾー」を模したプリント床材はまたとない高級感を演出。
さらに審美性だけでなく、パナソニック自慢の「スゴピカ浴槽」やバスルームのノイズを排しながら機能性にもこだわった「2in1」(ツーインワン)などユーザビリティも兼ね備え、入浴時間を豊かに彩ります。
2-5.5位:ユーノベース(トクラス)
自分が欲しいものだけを吟味したバスルームにしたい方におすすめなのが、確かな基本性能と豊富なアイテムを揃えたトクラスの「ユーノベース」。ちなみにユーノシリーズは他にも「アーバンライフ」、「コンフォートライフ」と2種類のご用意があり、そのうち「ベース」はもっともベーシックな機能となります。
入り心地にこだわったという人造大理石の浴槽は、宙に浮いたようなデザインの「ブロッコタイプ」、人間工学を用いて作られたひょうたん型のような「エルゴタイプ」から選ぶことができます。また、標準装備として高音質なスピーカーを備えた「サウンドシャワー」も。その他、オプションで「ダブルバブルバス」や「調光ダウンライト」などさまざまな快適アイテムを選択できるため、自分好みにカスタムしたい人にはおすすめです。
3.普及価格帯の「バス」ランキング
3-1.1位:オフローラ(パナソニック)
普及価格帯の1位に輝いたのは、パナソニックの「オフローラ」。はっ水・はつ油成分を素材に配合し、水アカがつきにくくなった「スゴピカ素材」を使った浴槽・水栓・カウンターがなんと言っても特徴です。
また、床から壁にかけて立ち上がり式の設計となった「スミピカフロア」で、カビの生えやすいスミ部分も清潔を保つことができるのもポイント。シャワーの快適性と節水を両立させた「W水流シャワー」も、家計に嬉しい配慮となっています。
3-2.2位:グランスパ(タカラスタンダード)
タカラスタンダードのシステムバス(ユニットバス)の中で手の届きやすい位置にあるのが「グランスパ」。なめらかな風合いでお手入れしやすいアクリル系人造大理石を使った浴槽や、入浴後のお手入れがシャワーとスポンジだけで叶う「ホーロークリーン浴室パネル」、さらには保温材で浴室を取り囲んだ「パーフェクト保温」など、毎日付き合う浴室に理想的な機能ばかり。さらには床材も浴槽もカラーを自由に選べるとあって、実用性を求める方はもちろん、好みの浴室イメージがある方にはとくにおすすめです。
3-3.3位:エブリィ(トクラス)
一般的に浴槽に採用されることの多いFRP素材より、さらにお手入れのしやすい「スターク」素材を使用した浴槽が特徴。お湯による劣化が少なく、表面がなめらかで汚れが落としやすいため、毎日のお風呂掃除が楽になります。その上、選択アイテムとして自動で浴槽を掃除してくれる「おそうじ浴槽」も選べるため、普及価格帯のシステムバス(ユニットバス)の中ではかなりお手入れが簡単な方でしょう。
浴槽は保温性が高く、断熱材の入ったフタをすることで高い保温効果を発揮。5時間経っても2.5度しか温度の下がらない設計のため、忙しい家庭でのご利用にも適しています。
3-4.4位:エメロード(タカラスタンダード)
タカラスタンダードの中が発表するシステムバス(ユニットバス)4グレードのうち、普及価格帯の「エメロード」は浴槽素材に頑強なステンレスを採用しています。
タカラスタンダードならではの「ホーロークリーン浴室パネル」や、傷もつきにくく掃除がしやすい「キープクリーンフロア」は引き続き採用されているのも嬉しいポイント。ステンレス素材の特性上、浴槽はフタをすればある程度の保温効果も期待できそうです。お手頃価格にタカラスタンダードの魅力を味わいたい方は、こちらがおすすめです。
3-5.5位:ルクレ(ハウステック)
ハウステックの「ルクレ」も、少ないコストで綺麗な浴室を保ちたい方におすすめのシステムバス(ユニットバス)。シャワーから出る「クリン軟水」は、水の硬度成分が少ないため、石けんカスの発生を抑え、カビを防ぎやすくしてくれます。
また、スイッチを押すだけで面倒な浴槽洗いを自動で行なってくれる「おそうじ浴槽」も魅力的なポイント。さらには石目調や木目調、モザイク柄、抽象柄などの壁柄に始まり、床や浴槽もデザインの自由度が高いとあれば、普及価格帯のシステムバス(ユニットバス)の中では至れり尽くせりです。
4.まとめ
いかがでしたか?
この記事では価格帯別にプロ315名が選んだ人気バスランキングをご紹介しました。気になるシステムバス(ユニットバス)はありましたか?これらのシステムバス(ユニットバス)には、ご紹介した内容以外にもさらに多くの特徴や魅力があります。
標準装備のほか、オプションまで加えると自由度がかなり高くなる製品も。ぜひ気になったシステムバス(ユニットバス)については、メーカーのHPやショールームなどでチェックしてみてくださいね。2024年、素敵なシステムバス(ユニットバス)がお風呂環境を快適なものにし皆様の生活を彩りますよう!