お風呂の蛇口交換にかかる費用は?費用を抑えるコツや蛇口のタイプ別相場も解説

「お風呂の蛇口交換を検討しているけど、なるべく費用を抑えたい」
「お風呂の蛇口を交換したいけど、どんな種類・タイプがあるかわからない」
お風呂の蛇口交換をお考えの方には、このように悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで本記事では、お風呂の蛇口交換にかかる費用の基礎知識や相場、費用を抑えるコツ、さまざまな蛇口のタイプについて詳しく解説していきます。
ぜひ本記事を参考に、ご家庭の予算やニーズに合わせたリフォームを行なっていきましょう。

1.お風呂の蛇口交換の費用相場

お風呂の蛇口を交換する際の費用は、大まかに「蛇口の本体価格」と「施工料金」の二つに分けられます。そのため、自分で交換する場合と専門業者に依頼する場合で費用相場は異なります。
ご自身の技術や時間、予算などを考慮しつつ、最適な選択をするためにも、複数の方法や費用相場を見比べていきましょう。

1-1.自分で交換する場合

上述している通り、お風呂の蛇口を交換する際の費用の内訳は「蛇口の本体価格」と「施工料金」の二つに大まかに分けられます。そのため、お風呂の蛇口をDIYで交換する場合、費用は蛇口の本体価格や道具のみで施工料金がかかりません。
したがって、一般的には専門業者へ依頼するよりもDIYで交換する方が低い傾向にあり、約1.5万円〜3万円前後が費用相場とされています。
しかし、交換する蛇口の種類によっても本体価格の相場が前後するため、高機能の蛇口に取り替えたいという場合は、さらに費用がかさむ可能性があります。
ご自身のお風呂の蛇口がどのタイプに当てはまるか、どの種類の蛇口を設置したいのか、しっかり把握しておくことも重要です。
本記事ではお風呂の蛇口の種類についても後述していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

一方で、DIYでの作業にはある程度の専門知識や技術が必要であり、作業のミスが発生するとかえって修復費用がかさむこともあります。作業工程を事前に確認し、自己責任の範囲内で行う必要があることも念頭に入れておきましょう。
基本的には、お風呂の蛇口の本体価格のみで交換が完了するため、DIYスキルに自信のある方におすすめの方法です。

1-2.専門業者に依頼する場合

「自分でお風呂の蛇口を交換するのは難しい…」「交換にかけられる時間があまりない」という方におすすめなのが、専門業者への交換依頼。専門業者にお風呂の蛇口交換を依頼する場合、交換したい蛇口の本体価格に加えて、1万円〜2万円前後の施工料金がかかります。そのため、交換する蛇口の価格や出張費用によっても変動しますが、約3万円〜5万円前後が費用相場とされています。
専門業者にお風呂の蛇口交換を依頼する際には、専門業者の選定やサービス内容、アフターサポートの有無、地域・エリアや施工内容などが価格に影響を与えます。
また、給湯器や配管の状態による修繕が必要となる場合など、作業内容や状況、作業時間の長さによっても変動しますので、見積もりの際に事前に確認しておきましょう。
専門業者に依頼するメリットは、プロの技術と経験を活かした確実な作業が期待できる点です。また、保証やアフターケアなどの面でも安心感があります。

ただし、業者選びには第三者の口コミや評判、実際の施工実績など、安心して任せられそうか、信頼性を念入りに確認することが重要です。見積もりを複数取り、サービス内容や料金、お客様対応などを慎重に比較検討することで、最適な専門業者に依頼しましょう。

2.お風呂の蛇口交換の費用を抑えるコツ

お風呂の蛇口交換を行う際に、費用を抑えるための方法は複数あります。以下では、蛇口交換にかかる費用を抑えるコツについて詳しくご紹介します。
ご自身の状況や予算に合わせて、最適な方法を選択し、費用を抑えながらもスムーズにお風呂の蛇口交換を行いましょう!

2-1.施工料金が安い専門業者に依頼する

蛇口の交換にかかる施工料金は、専門業者によって異なります。
なるべく安い施工料金で蛇口交換を行いたい場合は、多少面倒であっても複数の専門業者から見積もりを取ることをおすすめします。
複数の見積もりを比較検討することで、適正価格を把握し、費用を抑えることができます。
また、専門業者によってはアフターサポートなど、様々なオプションも用意されています。このオプションは自分にとって本当に必要なものかどうか、精査してみることで施工料金を抑えることができますよ。
しかし、あらゆるオプションを削ることでコストカットしてしまうと、いざという時に困ってしまうもの。自力でカバーできるのか、それとも専門業者に頼った方が安心か、慎重に検討するようにしてくださいね。
さらに、実際の利用者による口コミや評判、施工実績の写真などを調べることも重要です。施工料金の安価な業者であっても、サービスや技術の質が低いと、後々追加料金が発生することもあります。
信頼性や実績を念入りに確認し、安心してお風呂の蛇口交換を進めましょう。

2-2.蛇口を安く購入し、自分で取り付ける

もう一つの費用削減の方法は、蛇口を安く購入し、自分で取り付けることです。
販売店やホームセンターなどで蛇口を購入する際に、セールや特別価格を活用することで、費用を抑えることが可能です。
また、ネットショップなどでも割引価格で購入できることがありますので、お店とインターネット、両方の価格を比較検討することも大切です。
蛇口の取り付け作業はDIYで行うことも可能ですが、事前に適切な知識や技術を身につけることが何よりも重要です。インターネット上には、取り付け手順の動画や解説記事が豊富にありますので、そうしたものを参考にしながら作業できるよう、事前に調べておきましょう。ただし、失敗やトラブルを避けるために、DIYで作業を行う際にはくれぐれも注意深く進めることをお忘れなく。

3.お風呂の蛇口の種類別・費用相場

ここからは、実際にお風呂の蛇口にはどのような種類があり、費用相場はいくらくらいなのかを紹介していきます。
実は、お風呂の蛇口には様々な種類・タイプがあります。ご自身のお風呂に設置されている蛇口はどのタイプなのか、どのような機能を備えた蛇口に交換したいのかを確認した上で、費用相場を見ていきましょう。

3-1.蛇口の取り付け位置

①壁付きタイプ

壁付きタイプのお風呂の蛇口は、浴室の壁面に直接取り付けられている設計です。
壁の中から配管を伸ばして取り付けられているため、スッキリとした印象を与え、バスルームの清潔感や広さを演出します。

②台付きタイプ

台付きタイプの蛇口は壁ではなく、浴槽の縁などの台に取り付けられている設計です。このタイプは、デザイン性に富んでいるものも多く、バスルームの装飾として機能することも。よりデザイン性を重視したバスルーム空間を演出することができます。

一般的な費用相場は、壁付きタイプの方が台付きタイプに比べて安価であることが多いです。

3-2.シャワーホースの有無

お風呂の蛇口には、洗髪や身体を洗う際などに洗い場でシャワーホースを使用できる「シャワーありタイプ」と、浴槽にお湯はりをする際にのみ使用する「シャワーなしタイプ」の2種類に分けられます。
さらに、「シャワーありタイプ」の中には、洗い場でのみ蛇口を使用する「洗い場専用タイプ」と、洗い場での使用と浴槽へのお湯はりの2つの用途を兼ねる「洗い場・浴槽兼用タイプ」の2パターンがあります。
「洗い場・浴槽兼用タイプ」の蛇口は、洗い場と浴槽の左右どちらに動かしても使用できるよう、「洗い場専用タイプ」と比べて蛇口が長めの設計となっています。

①シャワーあり・洗い場専用タイプ

②シャワーあり・洗い場浴槽兼用タイプ

③シャワーなし・浴槽専用タイプ

一般的な費用相場は、シャワーなしタイプの方がシャワーありタイプに比べて安価であることが多いとされています。

3-3.ハンドルの種類

①サーモスタット式

サーモスタット式のお風呂の蛇口は、安定したお湯の温度を維持するための設計を備えています。
温度の自動調節機能が内蔵されており、設定した温度を一定に保ちます。水温が急激に変化するのを防ぎ、使い手が快適な温度で入浴できるように設計されています。突然の温度変化による火傷や急激な冷たさを避けられるなど、入浴の際の安全性を高める役割も果たしているため、お子様や高齢者などの利用にも安心です。より安全に快適に入浴ができるため、近年多くの人々に好まれているタイプです。

②2ハンドル式

2ハンドル式のお風呂の蛇口は、温水と冷水を別々に制御するために、2つのハンドル(取っ手)を備えたタイプです。それぞれのハンドルで温度と水量が調節可能なのがこのタイプ。一つのハンドルが温水を、もう一つが冷水をコントロールし、両方のハンドルを調節しながら操作することで、適切な水温に設定できます。この方式は、好みの温度や水量をより細かく調整できるものの、操作にやや手間がかかるため、近年ではあまり使われていないタイプです。

費用相場は、2ハンドル式の方がサーモスタット式に比べて安価です。

4.お風呂の蛇口交換におすすめの人気メーカー4社

次に、お風呂の蛇口交換におすすめの人気メーカー4社と、それぞれの特徴をご紹介していきます。
製品の選択にはバスルームのスペースや設置可能な状況、ご自身の好みに合わせた機能性やデザイン性を考慮することが重要です。
複数の商品を比較検討し、専門家や販売店のアドバイスも参考にしながら、最適な蛇口を選んでいきましょう。

4-1.TOTO

主に水回りの住宅設備にまつわる老舗メーカーで、トイレでは6割のシェアを占めるなど、安定的な人気を誇る「TOTO」。
スイングするノズルが大粒の水玉を勢いよく吐水する、TOTOの「コンフォートウエーブシャワー」が特に人気の機能として挙げられます。スプレーシャワーと組み合わせることで、適度な刺激を感じながらも、35%の節水を実現。水道料金を節約しつつ、心地よいシャワー体験も味わえるTOTOの独自技術です。

4-2.LIXIL

イナックス(INAX)やトステム(TOSTEM)、新日軽、サンウエーブ、TOEX(東洋エクステリア)ら、国内の有力企業5社が統合して生まれた、国内最大級の住宅設備メーカーである「LIXIL」。
LIXILの最新の水栓は、プッシュ水栓、手元で簡単に止水できるスイッチシャワー、3種類の吐水モードが選べるエコアクアシャワーSPAなど、様々な便利な機能が特徴的です。プッシュ水栓は、ボタンを押すだけでお湯の出し止めが簡単に操作でき、ジョグダイヤルで水量も調節可能。エコアクアシャワーSPAには「シルクミスト」「パワーマッサージ」「アクアスプレー」の3つの吐水モードが用意されています。さらに、新しいタイプは省エネ効果が向上し、節水効果も備えています。毎日使うお風呂だからこそ、ランニングコストも経済的なのは嬉しいですよね。

4-3.SANEI

デザイン性に優れた水栓金具、バルブや配管などの水道用品、 キッチン、バス、シャワー、洗面、トイレなど水まわりに関する様々な製品を製造・販売している国内メーカー「SANEI」。
SANEIは、個性的なデザインが特徴の水栓を「シリーズ」ごとに展開しています。キッチン、浴室、洗面用など、それぞれのシリーズが統一されたコンセプトでデザインされています。洗練された無駄のないデザインがスタイリッシュな「SUTTO」シリーズ、全体的に丸みのおびたデザインが可愛らしい「Kiwitap」シリーズ、芸術的な曲線が取り入れられたモダンな「EDDIES」シリーズなど、他ではあまり見ない個性的なデザインが特徴的。インテリアにこだわりたいという方にはおすすめのメーカーです。

4-4.KVK

水栓金具の専業メーカーとして全国トップシェアを誇る「KVK」。
水栓金具、継手・排水金具、水栓部品の幅広い商品を手掛け、住宅や施設などの床下から床上まで「水まわりのトータルプロデュース」を目指す老舗水洗メーカーです。KVKの蛇口には、撥水膜コーティング加工が施された「撥水水栓」が一部製品に採用されているのが特徴。コーティングにより水を弾くため、本体や吐水口などに水アカや汚れが付着しにくく、付着してもサッと拭き取れるので、お手入れもラクラク。お掃除の手間がグッと減るだけでなく、コーティングによりキレイも持続します。

5.まとめ

いかがでしたか?
お風呂の蛇口交換にかかる費用相場や、交換費用を抑えるコツ、さまざまな蛇口のタイプ、人気のメーカーについて解説しました。お風呂の蛇口交換は、家の快適さや機能性を向上させる重要なアップグレード。適切なお風呂の蛇口を選ぶことが、入浴時の快適さに繋がります。また、お風呂の蛇口の選定だけでなく、専門業者に依頼するか、自分で交換するか、予算やニーズに応じて適切な選択をすることも肝心です。安心してお風呂の蛇口交換を進めたいなら、専門業者への依頼するのもおすすめ。まずは無料の見積もり相談から始めてみてはいかがでしょうか。

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