サンルームを後付けするポイントは?メリットや費用を抑える方法などを解説

太陽光を取り入れることができるサンルーム。住居に後付けすることで、おしゃれで快適な空間が広がったり、自然光を取り入れた居住空間の拡大が期待できたりと、住まいに新たな価値が付加されるメリットがあります。

この記事では、そんなサンルーム後付けの魅力や設置場所、費用の抑え方などを詳しく解説していきます。

1. サンルーム後付けの魅力とは

サンルームを後付けすることで、家全体の雰囲気が変わり、日常生活の質が向上する可能性があります。具体的には、居住空間の広がりや自然光を存分に活かした快適な空間が手に入ることが期待されます。

1-1. リビングルームが広くなる

後付けのサンルームは、既存のスペースを最大限に活用し、部屋を広く見せる効果があります。とくにリビングルームに隣接させることで、リビングの延長として利用することができ、家族や友人との団らんの場としてもぴったり。2畳程度のサンルームであれば、比較的コンパクトに設置でき、手軽に生活の質を高められます。

1-2. 自然光を取り込める

サンルームの最大の魅力のひとつは、室内に自然光をたっぷりと取り込めるようになることです。大きな窓ガラスから降り注ぐ光によって、家の中でも外の開放感を味わうことができるでしょう。また部屋全体が自然光によって明るく照らされるので、照明の使用頻度が減り、エネルギー効率の向上も期待できます。

1-3. 外の景色を楽しめる

ガラス張りで作られることが多いサンルームは、外の景色を楽しみながら静かに過ごせる空間です。日常の忙しさから解放され、家の中でリゾートのようなリラックス感を味わうことができるかもしれません。リラックスできる場所として、読書や趣味に没頭する時間を持つことができるのも魅力です。

1-4. 四季を感じる空間

サンルームがあると、大きな窓から外の景色を眺めることができるので、四季の変化をより身近に感じることができます。春の桜や秋の紅葉、冬の雪景色など、窓越しに自然の移り変わりを楽しむことができ、アウトドア感覚で家の中にいながら季節を堪能できます。また、雨の日でも濡れることなく、外の風景を眺めることができるのはサンルームならではの特権です。

2. サンルームの後付け場所

サンルームをどこに設置するかは、住まいのレイアウトやライフスタイルによってさまざまです。ここでは、設置場所の選び方と具体的なアイデアについて解説します。

2-1. 1階や2階

サンルームは一般的には1階に設置されることが多いですが、2階に設置するケースもあります。ベランダを活用すれば、外観全体のバランスを保ちながら、室内のスペースを増やすことができます。これにより、屋外と屋内をつなぐ新たな空間が生まれ、2階からでも外の景色を楽しめる贅沢なスペースを作ることができます。

また、1階に設置する場合は、庭やウッドデッキと調和したデザインに仕上げることができ、自然と家の中をシームレスに繋げた一体感のある空間を作り出せます。

2-2. 空きスペースの活用

普段使っていない空きスペースや、駐車場の一部をサンルームに変えることができます。例えば、庭の一角やベランダの一部をサンルームとして活用することで、空間の有効活用が可能です。

サンルームは限られたスペースでも十分な機能を持たせることができるのが大きな魅力です。2畳程度の小さなサンルームでも、リラックスしたい時に使える憩いのスペースや、趣味の作業部屋として機能することができます。

工夫次第で、どんな空きスペースでも生活を豊かにする価値ある空間へと変わる可能性があります。

2-3. ウッドデッキとタイルデッキを組み合わせる

ウッドデッキとタイルデッキを組み合わせることで、家の内外をシームレスに結びつける開放的な空間を作り出すことができます。

ウッドデッキは、木材の自然な質感を活かし、外の雰囲気を取り込みながらも、リラックスできる暖かみのある空間を演出してくれる特徴があります。

一方で、タイルデッキを使ったサンルームは、モダンなデザインを求める方に最適です。タイルデッキは、耐久性が高く清掃が簡単なため、日々のお手入れが手軽に済む点が大きな魅力です。また、タイルの種類や色を選ぶことで、スタイリッシュな雰囲気を持つ空間を作ることができ、室内外が美しく統一されたモダンなサンルームを実現することができます。

用途や好みに応じて、ウッドデッキとタイルデッキをうまく組み合わせることで、理想のサンルームを作れるでしょう。

3. サンルームを安く後付けする方法

サンルームの後付けには、一定の費用がかかりますが、いくつかの工夫でコストを抑えることが可能です。ここでは、賢く予算を削減するためのポイントを紹介します。

3-1. 既存のスペースや設備の活用

サンルームを安く後付けするための方法として、既存のスペースや設備を活用することが挙げられます。

例えば、既存のウッドデッキやベランダをサンルームの土台として活用することで、施工費用を大幅に削減できます。さらに、サンルームの広さを2畳程度にすることで、材料費や工事費を抑えられるため、費用対効果を高められます。

3-2. 自分で設置する

サンルームの設置は、プロに依頼するのが一般的ですが、自分で設置することも可能です。DIYキットはホームセンターなどで購入でき、設置に必要な工具や材料が揃っています。ただし、サンルームの設置には構造上の安定性や耐久性が重要です。

とくに、大きなサンルームや複雑なデザインを希望する場合、施工の難易度が高くなるため、仕上がりの品質や安全面に配慮する必要があります。DIYでの施工が難しいと感じた場合や、長期的な耐久性を重視する場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。

3-3. メーカーを慎重に選ぶ

費用を抑える方法のひとつとして、メーカーや商品を慎重に選ぶこともポイントです。品質や耐久性を重視するために実績のあるブランドの商品を選んだり、アフターサービスが充実しているメーカーを選ぶとよいでしょう。

サンルーム後付け後のメンテナンスや保証内容を事前に確認しておくことで、将来的な追加コストを削減することができます。定期的なメンテナンスが簡単に行なえる設計の商品や、長期保証を提供しているメーカーの商品を選ぶことで、安心して長く使用でき、結果的にお得になることもあります。

また、各メーカーの口コミや評判を参考にして、実際の使用感やアフターサービスの充実度を比較することもおすすめです。

4. サンルーム設置時の注意点

サンルームを後付けする際には、法的な制約や税金に関する注意が必要です。事前に確認しておくことで、トラブルを回避することができます。

4-1. 建ぺい率や法律の確認

サンルームを設置する際には、建築基準法で定められた建ぺい率や容積率を確認する必要があります。

とくに、サンルームが既存の建物の一部として認識される場合、増築扱いとなる可能性があるため、事前に自治体の建築確認申請を行なうことが求められます。

4-2. 固定資産税について

サンルームを後付けする場合、固定資産税が課税されることがあります。これは、サンルームは建物の延長部分として扱われることが多く、固定資産税の評価対象となる可能性があるためです。正確な評価額や申請手続きについては、専門の税理士や役所に確認しておくと安心です。

5. まとめ

サンルームの後付けは、居住空間の拡大や自然光を取り入れた快適な暮らしを実現する上で有効な選択肢のひとつです。1階だけでなく2階にも設置可能で、空きスペースやウッドデッキ、ベランダと組み合わせることで、機能的でスタイリッシュな空間を作り出すことができます。さらに、DIYや商品の選び方を工夫すれば、コストを抑えて予算内で理想的なサンルームを後付けすることもできます。

ただし、設置時には建ぺい率などの法的な確認や、サンルームが固定資産税の課税対象になることもありますので、事前にしっかり確認しておくことが重要です。これらの点に配慮することで、安心してサンルームを楽しむことができるでしょう。長く快適に使えるサンルームを手に入れて、日々の暮らしをさらに豊かにしてみてはいかがでしょうか。

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