
毎日の料理や洗い物で汚れがたまりやすいシンク。口に入るものを扱う場所だからこそ、常に清潔に保ちたいですよね。
そこで本記事では、シンクの掃除方法やおすすめの洗剤、頻度について詳しく解説します。簡単に取り入れられる方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. シンクの汚れの原因

ところで、シンクの汚れの原因は何だか分かりますか?実は、シンクの汚れの原因は多岐にわたります。以下で主要な汚れの原因をみていきましょう。
1-1. 食材のカス
食材のカスは、排水溝周りにたまりやすく、異臭の原因となります。これを放置すると、細菌の繁殖を招き、シンク全体が不衛生になります。
1-2. 油汚れ
油汚れは、料理中にシンクに付着しやすいもの。放置すると、光や熱の影響で酸化し、樹脂のような硬い汚れになります。
とくに3~6カ月以上経過すると、一般の洗剤では落としにくくなりますので、早めに対処しましょう。
1-3. 水垢
水垢は、水道水に含まれるケイ酸や無機質成分が他の汚れと混じり合って付着することでできます。
放っておくと、シンクの周辺に白っぽいものがこびりついたり、黄ばみや黒ズミが発生する原因にも。見た目が悪くなるだけでなく、落としにくい頑固な汚れになるため注意が必要です。
1-4. 石けんカス
石けんカスの主成分は、石けんの成分である脂肪酸ナトリウムと水に含まれるカルシウムイオンが反応してできる「脂肪酸カルシウム」です。これを放置するとこびりつき、なかなか取れなくなります。
1-5. サビ
金属製のシンクや水栓金具には、湿気や腐食性ガスによってサビが発生することがあります。
サビは一度発生すると、落とすのが非常に難しくなります。シンクの材質や使用状況によっては、サビが広がることもありますので、注意が必要です。
2. シンクの掃除方法

それでは、次にシンクの掃除方法をご紹介していきましょう。毎日簡単に掃除するのが望ましいですが、定期的な掃除が難しい場合には、「2-2」や「2-3」にご紹介した方法で掃除をしてみてください。
2-1. 毎日できる簡単な掃除方法
毎日の掃除には、食器用洗剤とスポンジを使います。まず、シンク全体を食器用洗剤で洗い、スポンジでこすり洗いします。次に、しっかりとすすいで洗剤を洗い流しましょう。
2-2. 排水溝の掃除は週1回ペースで
排水溝は、週に1回程度の頻度で掃除するのが理想的です。排水溝カバーを外し、中のゴミ受けを取り出して洗います。重曹を振りかけてからクエン酸をスプレーし、泡が発生したらしばらく放置します。その後、ブラシでこすり洗いし、水で流します。
2-3. 頑固な汚れにはオキシクリーン
頑固な汚れにはオキシクリーンを使用します。シンクにお湯をため、オキシクリーンを溶かして数時間放置します。その後、スポンジでこすり洗いして、しっかりとすすぎます。
3. おすすめの掃除アイテム

次にご紹介するのはおすすめのお掃除アイテムです。ネットショップや薬局などで簡単に手に入るので、揃えておくとシンク掃除以外にも活用でき、何かと便利です。
3-1. 重曹とクエン酸
重曹とクエン酸は、自然素材で環境にも優しい掃除アイテムです。重曹は研磨効果があり、クエン酸は酸の力で水垢を落とします。この二つを組み合わせると、頑固な汚れにも効果的です。
3-2. スポンジとブラシ
スポンジは、シンク掃除に欠かせないアイテムです。汚れに応じて硬さを変えることで、シンクを傷つけずに掃除できます。また、ブラシは、排水溝や細かい部分の掃除に便利です。
4. まとめ
頑固な汚れがついてしまったシンクはなかなか掃除するのが億劫なもの。上記でご紹介したシンクの汚れの原因を踏まえ、簡単なお掃除で予防しながら、定期的なメンテナンスを心がけましょう。お掃除を重ねるうちに、自分に合った掃除スタイルが見つかってくるはずです。