
シールやステッカーが剥がれなくて困ったことはありませんか?
この記事では、シールを簡単に剥がすための方法と裏技を紹介します。粘着剤の質や強さ、時間の経過による影響など、シールが剥がれにくくなる原因を詳しく解説し、具体的な対策について解説します。
また、プラスチックやガラスなど素材別の対処法、ドライヤーやハンドクリーム、マニキュアのリムーバーなど、家庭にある道具を使った手軽な裏技も紹介。ストレスなくシールを剥がしたい方は参考にしてみてください。
1. シールがうまく剝がれない原因3つ

粘着剤の質や粘着力の強さ、時間の経過による影響など、シールが剥がれにくくなる原因を詳しく説明します。
1-1. 粘着剤の質が悪い
シールが剥がれにくい原因の一つは、粘着剤の質が悪いことです。低品質の粘着剤は、時間が経つと硬化し、剥がしにくくなることや、変質してべたつきが残ったりすることがあります。特に安価なシールやステッカーは、こうした粘着剤の劣化により、剥がしにくくなるケースが多く見られます。
1-2. 粘着力が強い
粘着力が強すぎるシールも剥がすのに苦労します。例えば高品質のシールや工業用のシールは、長期間にわたりしっかりと貼り付けられるように設計されています。こうしたシールは特に頑丈で、剥がすのに特殊な手順を踏む必要があることも。自分で剥がすことが難しい場合には、専門業者への依頼も検討しましょう。
1-3. シールを貼ってから時間が経過している
シールを長時間貼ったままにしておくと、粘着剤が硬化し、さらに剥がれにくくなります。太陽光や湿気の影響で、粘着剤が固まり、素材に深く浸透してしまうこともあります。このような場合、無理に剥がそうとすると素材を傷つけてしまうことがあるので注意が必要です。
2. きれいにシールを剥がす方法

シールをきれいに剥がすための具体的な方法を紹介します。温める方法やシール剥がしスプレー、水と石鹸の使用など、さまざまなテクニックを学び、シールをストレスなくスムーズに剥がしましょう。
2-1. シールを温める
ドライヤーを使ってシールを温めると、粘着剤が柔らかくなり、剥がしやすくなります。温風を直接シールに当ててから、温まったらゆっくりと端から剥がしてください。弱い風量に設定して、徐々に温めるのがポイントです。温めすぎるとかえって剥がれにくくなる可能性があるため、様子をみながらためしてみてください。
2-2. シール剥がしスプレーを使う
市販のシール剥がしスプレーを使うと、粘着剤が溶けやすくなります。スプレーをシールに吹きかけて数分置き、シールを剥がします。この方法は、粘着力の強いシールや古くなったシールに特におすすめです。
2-3. 水と中性洗剤を使う
水につけることでシールが剥がしやすくなります。10〜20分程度つけ置きしてから、やさしく剥がしてみてください。つけ置きが難しい場合は、シールに水をかけた上からラップをして乾かないようにする方法もおすすめです。
ベタつきが残った場合は、中性洗剤を使ってスポンジなどでこするときれいになります。
3. シールが剥がせないときの裏技

シールがどうしても剥がせない場合の対処法について説明します。酢やアルコール、プラスチックカード、オイルを使用する方法を紹介し、効果的な手順を解説します。
3-1. お酢を使う
シールがどうしても剥がれない場合、お酢を使って剥がしやすくする方法があります。お酢に含まれる酸が粘着剤を柔らかくし、剥がしやすくする効果があります。お酢をシールに直接塗布して、数分間置いてから剥がしてみてください。
3-2. ヘラを使ってこする
プラスチックなどのヘラは、シールを剥がすのに役立ちます。ちょうどよいヘラがない場合には、クレジットカードやポイントカードなどのプラスチックカードを使うこともできます。カードの端を使ってシールの端を少しずつ持ち上げるようにすると、綺麗に剥がせるでしょう。
3-3. オイルを使用
ベビーオイルやオリーブオイルをシールに塗布し、しばらく置いてから剥がす方法も効果的。オイルは粘着剤を柔らかくし、剥がしやすくしてくれます。シールが完全に剥がれた後はオイルがベタつきやすいので、表面のオイルをしっかりと拭き取ることを忘れないようにしましょう。
4. 剥がしやすいシールの素材

剥がしやすいシールの素材について解説します。フィルム素材や紙など、比較的簡単に剥がせる素材の特徴を解説します。適切なシールの選び方を知って、剥がしやすい素材を選ぶ参考にしてみてください。
4-1. フィルム素材・PET素材など
フィルム素材やPET素材は、一般的に剥がしやすい素材です。粘着力がそれほど強くなく、シールを剥がす際に素材が破れにくい特徴があります。特に家庭用品や子供向けの商品によく使用されています。
4-2. 合成紙(ユポ)
ユポは、合成紙として知られており、耐水性や耐油性が高いのが特徴です。ユポ素材のシールやステッカーは、比較的剥がしやすいことが多いです。ユポの特性上、粘着剤が素材に強く浸透しないため、シールを剥がす際には粘着剤が残りにくいです。水や中性洗剤を使用して、やさしく剥がす方法が効果的です。
4-3. 塩ビ素材
塩ビ(塩化ビニル)は、耐久性があり、長期間使用される製品によく使われる素材です。粘着力が強く、耐候性が高いため、屋外での使用にも適しています。長期間貼り付けられている場合は剥がすのに苦労することがありますが、素材が敗れにくいためひとまとまりで剥がせます。
5. 剥がしにくいシールの素材

紙でできているシールは剥がす際に破れやすく、剥がしにくいことがあります。
紙は他の素材に比べて強度が低いため、剥がす際に簡単に破れてしまいます。特に粘着力が強いシールの場合、一度破れると残りの部分を剥がすのがさらに難しくなります。
また、紙は粘着剤を吸収しやすい素材です。時間が経つと、粘着剤が紙に染み込み、剥がす際に紙が分解しやすくなります。
6. シール剥がしにおすすめなアイテム

シール剥がしにおすすめのアイテムを紹介します。どのご家庭にもあるアイテムも紹介するので、先に紹介した対応が難しい場合や、道具が手元にない場合も参考にしてみてください。
6-1. シール剥がしスプレー
シール剥がしを買いに行く余裕があるときは、シール剥がしスプレーを使用しましょう。市販のシール剥がしスプレーは、粘着剤を溶かして剥がしやすくするために特別に設計されています。スプレーをシールに吹きかけ、数分〜数十分程度置いてから剥がすことで、簡単にシールを取り除くことができます。
6-2. ハンドクリーム
手軽にシールを剥がしたいとき、ハンドクリームなら手元にあるということがあるかもしれません。ハンドクリームは、シールを剥がす際に効果的です。使用方法は簡単で、シールの上に適量のハンドクリームを塗布し、しばらく置いてからシールを剥がします。クリームが粘着剤を柔らかくして、シールを簡単に剥がすことができます。手軽さと使いやすさが魅力です。
6-3. マニキュアのリムーバー
マニキュアのリムーバー(アセトンを含む)は、シール剥がしに非常に有効です。コットンにマニキュア落としを含ませて、シールに塗布します。数分置いてからシールを剥がすと、粘着剤が溶けて簡単に取れやすくなります。特に頑固なシールに対して有効です。
6-4. 歯磨き粉
歯磨き粉もシール剥がしに役立ちます。シールの上に歯磨き粉を塗り、やさしくこすりましょう。歯磨き粉に含まれる研磨剤が粘着剤を削り取り、シールを剥がしやすくします。使用後は水で洗い流してください。手軽に手に入るアイテムで簡単に使用できます。
6-5. 消しゴム
消しゴムは、シールの粘着剤を物理的に取り除くのに最適です。シールの端から消しゴムを使ってこすることで、粘着剤が消しカスのように取れていきます。特に紙製のシールや、小さなラベルに効果的です。日常アイテムで手軽に試せる方法です。
6-6. セロハンテープ
セロハンテープを使った方法も効果的です。シール跡のベタベタしたところにセロハンテープを貼り、つけたり剥がしたりを繰り返すことでベタつきが徐々になくなります。ガムテープを使用するとかえってベタついてしまうことがあるので、セロハンテープをつかいましょう。
6-7. ライターオイル
ライターオイル(ジッポオイル)は、シールの粘着剤を溶かすのに効果的です。シールに少量のライターオイルを塗布し、数分置いてから剥がします。オイルが粘着剤を柔らかくし、スムーズに剥がすことができます。使用後は、オイルの残りをしっかり拭き取ることを忘れないようにしましょう。ただし取り扱いには注意して、紙やプラスチックなどには使わないようにしてください。
7. まとめ
いかがでしたか?
シールがうまく剥がれない原因やきれいに剥がす方法、シールが剥がせないときの対処法や素材ごとの特徴などを解説しました。
シールを剥がす方法にはさまざまな手段がありますが、素材やシチュエーションに応じて最適な方法を選ぶことが重要です。この記事で紹介した方法を試して、日常の小さなストレスを減らしましょう。きれいにシールが剥がれると、気持ちもスッキリします。お困りの際にはこの記事を参考に、ぜひお試しください。
また、自力で剥がすことが難しい場合などは、専門業者に点検・修理を依頼するのもひとつの手です。
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