ウォシュレットは自分で取り付け可能!取り付け手順と依頼した際の費用相場

「自宅のトイレをもっと快適にしたい」と思ったことはありませんか?ぬくもりと清潔感を兼ね備えたウォシュレットの取り付けは、その第一歩です。

そこで本記事では、DIYでの取り付け手順から、プロの業者に依頼した際の費用相場まで、ウォシュレット取り付けにまつわる疑問を解説します。

ぜひ本記事を読んで、素敵なトイレ空間づくりをしてみてはいかがでしょうか。

1. ウォシュレットの取り付けが可能なタイプ

ウォシュレットの取り付けは、便器のタイプによって可能かどうかが変わります。ここでは、取り付け可能な主要な便器タイプを紹介します。

1-1.フラッシュバルブ型便器

フラッシュバルブ型便器は、上部に大きなレバーやボタンがあり、それを操作して水を流すタイプです。ウォシュレット取り付けには適しています。

1-2. 組み合わせ便器

タンクと便器が分かれており、一体感のあるデザイン。多くのウォシュレットがこのタイプに対応していて、取り付けやすいです。

1-3. 隅付タンク式便器

トイレのコーナーにタンクが設置されているタイプで、スペースを有効活用できます。このタイプもウォシュレットの取り付けが可能です。

2. ウォシュレットの取り付けが不可能なタイプ

残念ながら、すべてのトイレでウォシュレットの取り付けが可能なわけではありません。ここでは、取り付けが難しい便器タイプを紹介します。

2-1. タンクレストイレ

水タンクを持たないこのタイプは、デザインはスッキリしていますが、ウォシュレットの取り付けには不向きです。

2-2. システムトイレ

複数の機能が一体化されたトイレで、特定のウォシュレットしか取り付けられない場合があります。

2-3. 一体型トイレ

便器とタンクが一体となったデザインのトイレは、取り付けスペースの制約からウォシュレットの取り付けが困難です。

3. ウォシュレットの取り付け準備

ウォシュレットをスムーズに取り付けるためには、適切な事前準備が必要です。ここでは、ウォシュレット取り付け前に確認しておきたいポイントについて解説します。取り付け作業が始まってから慌てないよう、しっかり目を通しておきましょう。

3-1. 電源コンセントの確認

ウォシュレットには電源が必要です。まずは、トイレ近くに電源コンセントがあるかを確認しましょう。ない場合には、電気工事店に依頼して電源コンセントの設置工事を行なってもらう必要があります。
なお、ウォシュレット付属の電気コードは約90cmから1m程度です。もし電気コンセントがあった場合でも、コンセント位置と電気コードの位置が離れている場合には延長コードが必要なので注意しましょう。

3-2. 必要な工具の用意

ウォシュレットの取り付けには、以下のような工具が必要です。
各工具の使用目的も併せて確認しておきましょう。

・プラスドライバー(ウォシュレット固定用のネジ締め)
・モンキーレンチ(給水管の接続調整)
・テフロンテープ(水漏れ防止用のパイプねじ部分に巻く)
・水平器(ウォシュレットの水平設置確認)

これらの工具を準備することで、ウォシュレットの取り付けがぐっと楽になります。特に初心者の方は、事前に準備をしておくと安心です。工具に不慣れな方は、工具の取り扱い方を確認しておくと、作業中のトラブルを避けられますよ。

4. ウォシュレットの取り付け手順

ウォシュレットの取り付けは、適切な手順に従えば、誰にでも可能です。手順を細かく追って、安全かつ効率的にウォシュレットを設置する方法を見ていきましょう。

4-1. 電源と水道の供給を停止する

安全第一で、トイレの水道の元栓を閉じ、電源を切ってください。これにより、作業中の水漏れや感電リスクを避けられます。

4-2. 既存の便座と給水管を取り外す

便座を固定しているネジを緩めて便座を取り外した後、工具を使用して既存の給水管を慎重に取り外します。古い分岐金具がある場合は、これも除去してください。ナットやねじが固着している場合は、力を入れ過ぎずに慎重に作業し、無理な場合は専門業者に依頼することを検討しましょう。このとき、 給水管から水が漏れ出すことがありますので、作業前に雑巾を敷くなどして床を保護してください。

4-3. 分岐金具の取り付け

止水栓をしっかりと支えながら、ウォシュレットに付属している分岐金具を取り付けます。この際、必ずウォシュレット付属の新しいパッキンを使用してください。古いパッキンを使い続けると、時間が経つにつれて不具合の原因となる可能性があります。

4-4. 取り付けブラケットを設置する

ウォシュレットに同梱されている取り付けブラケットを便器に合わせて設置し、しっかりと固定します。水平器を用いてブラケットが正確に水平に設置されているかを確認してください。

4-5. ウォシュレットの設置

ブラケットにウォシュレットをはめ込み、固定します。ウォシュレットが確実にロックされているかを再確認してください。

4-6. 給水管の接続

ウォシュレットと便器の給水口に給水管を接続します。モンキーレンチを使用してしっかりと固定し、テフロンテープを使って水漏れを防止してください。

4-7. 電源の接続と動作確認

電源コンセントを接続し、ウォシュレットの電源を入れて全機能が正常に動作するかを確認してください。問題がなければ、取り付け作業は完了です。

4-8. 最終チェック

最後に、全体を見回して水漏れや緩みがないかをチェックしてください。特に給水管の接続部分は念入りに確認しましょう。

これで、ウォシュレットの取り付けは完了です。初心者でも、この手順に従えば自分でウォシュレットを設置することが可能です。しかし、不安がある場合は専門の業者に相談するのも一つの方法。ぜひご自分に合わせたチョイスをしてみてくださいね。

5. ウォシュレット取り付けにかかる費用相場

ウォシュレットの取り付け手順までをご紹介したところで、次に気になるのは費用相場。ここではDIYで取り付ける場合のコストから、プロに依頼した場合の相場まで、ここではウォシュレット取り付けにかかる費用の概要をご紹介します。

5-1. DIYでの取り付け

DIYでウォシュレットを取り付ける場合、主な費用はウォシュレットの購入費です。ウォシュレットの価格はモデルによって大きく異なり、数千円の基本的なモデルから、高機能を備えたモデルで10万円を超えるものまであります。加えて、必要な工具が自宅にない場合は、その購入費も考慮する必要がありますが、一般的には数千円程度で収まることが多いでしょう。

5-2. 業者に依頼した場合の相場

ウォシュレットの取り付けをプロの業者に依頼する場合、取り付け費用として一般的には15,000円から30,000円程度が相場となっています。

この費用には、取り付け作業だけでなく、必要な部品や工具の使用料も含まれています。もちろん、取り付けるウォシュレットのタイプや、作業の難易度によって費用は前後します。また、電源コンセントの新設など、追加の電気工事が必要な場合は、その分の費用が上乗せされることもあります。

5-3. 販売店の取り付けサービス

ウォシュレットを購入する際、ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの大手家電量販店では、取り付けサービスも提供しています。この場合の費用は、商品の購入費用と合わせて提示されることが多く、取り付け費用は上述の業者依頼時の相場に近いか、それ以下に設定されることが一般的です。購入と同時に取り付けを依頼することで、総合的なコスト削減が期待できます。

6. まとめ

この記事では、ウォシュレットの取り付けの全工程と費用相場を詳細に解説しました。トイレにウォシュレットを導入することで、日々の暮らしはより快適になります。自分で取り付ける場合も、業者に依頼する場合も、まずは事前の準備と正しい手順を押さえることが肝要。ぜひこの記事を手元におきながら、作業にあたってくださいね。

また、ご自身でのお取り付けに自信がない場合はいつでも【おうちアラート】までご相談ください。まずは無料見積もりからでも承ります。

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