
マイホームをお持ちの方なら、「ガレージを持ちたいけれど、高額な建設費用が気になる…」というお悩みを持ったことはありませんか?
そこでこの記事では、ガレージの種類ごとの費用相場から安く建てるための具体的な方法まで、詳しく解説していきます。さらに、信頼できる施工会社の選び方や、意外と見落としがちな追加費用についてもご紹介。ぜひ参考にしながらイメージを膨らませてみてください。
1. ガレージの種類と費用相場
ガレージってどういう形だっけ?物置のような、シャッターが降りている建物のような…そんな曖昧なイメージをお持ちの方も多いはず。この章ではガレージの種類を明確化するとともに、おおよその費用相場についてもご紹介していきます。
1-1. 独立型ガレージ

独立型ガレージは、家屋から離れた位置に建てられるガレージです。
独立型の利点は、家屋の構造に影響を与えずに設計や位置を自由に選べる点です。また、周囲の環境に合わせたデザインが可能なため、美観を保つこともできます。
費用相場は80万円〜400万円程度で、構造や素材、規模によって変動します。
1-2. ビルトインガレージ

ビルトインガレージは、家屋の一部として設計されるガレージです。家の一階部分にガレージを組み込むことが一般的で、土地の有効利用ができます。
このタイプのメリットは、悪天候でも車から家への移動が楽な点。また、住宅に組み込まれているためにデザインの一体感が生まれます。
費用相場は300万円〜600万円程度で、家の構造に合わせた設計と施工が必要なため、独立型よりも高額になることが多いです。
1-3. カーポート

カーポートは、簡易的な屋根構造のみのガレージで、柱と屋根だけで構成されています。
最大の利点はなんといってもコストパフォーマンスの高さ。20万円〜150万円程度で設置可能と、上記2つのガレージに比較して安価で作ることができます。また、設置も簡単なのも嬉しいポイントです。
反面、簡易的な屋根のみの構造なので、風雨や動物の被害リスクは防ぎにくいといえます。
2. ガレージを安く建てるための方法は?

ガレージを建てるうえで気になるのが費用面ですよね。以下ではガレージを安く建てるためのコツを5つご紹介します。譲歩できる部分を探してみてくださいね。
2-1. 木材を選ぶ
ガレージの素材は鉄骨やコンクリートが一般的ですが、木材を使用することでコストを抑えることができます。
木材は比較的安価なうえ、DIYでの建設も可能なので、大工作業がお得意な方であれば大幅なコストダウンを狙えます。
2-2. シンプルなデザインにする
装飾や特殊な構造を省いたシンプルなデザインにすることで、材料費や施工費を削減できます。
例えば、シンプルな四角形のガレージや基本的な屋根構造などがそれに当たります。また、シンプルなデザインは施工も容易なため、短期間での完成が期待できます。
2-3. 業者に直接依頼する
ガレージの建設を業者に依頼する場合には、代理店などの中間業者を介さずに直接施工業者に依頼することで中間マージンを削減することができるかもしれません。
また直接依頼することで、疑問点をプロに直接ヒアリングするなどの詳細な打ち合わせができるため、費用の透明性も確保されます。やり取りの手間は少しかかるかもしれませんが、直接依頼できるところを探してみてはいかがでしょう。
2-4. 既製品を利用する
既製品のガレージは設計費用がかからないため、オーダーメイドよりも安く済みます。また、すでに設計・製造されていることから設置までの期間も短いのがポイント。さらに検品で品質が保証されているため、安心して使用できます。
2-5. 建物にシャッターをプラスする
既存の建物の車庫にシャッターを取り付けるだけで、簡易ガレージとして利用できます。条件が揃っている場合、もっとも簡単なガレージの作り方と言えるでしょう。
シャッターは手動タイプから電動タイプまで様々あり、使い勝手に合わせて選べます。購入するものはシャッターのみとなるため、費用面でも大幅な削減が期待できます。
3. 施工会社の選び方

ガレージのイメージが決まったら、いよいよ実現してくれる施工会社選びです。以下では3つのポイントに絞ってご紹介します。とくに3-1はポイントというより必須条件です。必ず目を通してみてくださいね。
3-1. 建設業許可登録業者を選ぶ
ガレージは建築基準法上の建物に該当し、建てる前に必ず許可申請の審査を通さなければなりません。もし知らずに無許可なまま建ててしまうと、違法な建築物とみなされ、さまざまな罰則が発生します。
したがって信頼できる業者を選ぶためには、許可申請が行なえる建設業許可登録のある業者を選びましょう。
3-2. ガレージの施工実績を見る
業者を選ぶ際には、過去の施工実績を確認しましょう。その業者がどの程度の経験を持っているかを判断できます。また実績のある業者は、技術力や提案力が高く、トラブル対応もスムーズです。
3-3. アフターサービスを確かめる
ガレージは長期間使用するものなので、アフターサービスの有無も重要なポイントになってきます。定期点検や修理対応が充実している業者を選ぶことで、安心して長く使用できます。
「つくった後のフォローがなかった」などの誤算が発生しないよう、わからないことなどがあれば細かく質問し、不明点を解消しておきましょう。
4. 業者に依頼したときに発生する費用

さらに気になるのは、ガレージの建設にかかる費用ですよね。施工費用やガレージ代だけかと思いきや、意外にもそれらに付随する出費があります。
以下の項目を参考に、予算は多めに確保しておくほうが吉かもしれません。
4-1. 施工費用
ガレージ本体費用のほか、電動シャッターの設置や電気工事などの追加費用が発生することがあります。
具体例として、電動シャッターの設置には電気工事が必要で、追加で20万円〜40万円程度かかることがあります。
4-2. 駐車場代金
施工期間中の駐車場代も考慮に入れる必要があります。
ガレージの設置工事は約4週間かかるため、その間の駐車料金を見積もりましょう。駐車場代は地域や駐車場の種類によって異なりますが、1ヶ月で1万円〜3万円程度が一般的です。
4-3. 申請にかかる費用と固定資産税
防火地域などの特定地域にガレージを建てる場合、確認申請が必要です。自治体や床面積によっては、確認申請に2〜5万円の費用がかかります。
また、建築士や施工業者への代行を依頼する場合、10〜20万円の費用が発生します。
さらに、ガレージはほとんどの場合で固定資産税の対象となり、建築費用の60%に対して1.4%の税金がかかります。例えば、300万円のガレージの場合、年間の固定資産税は約2万5200円となります。
5. おすすめのガレージメーカー3選

5-1. イナバ物置(稲葉製作所)
イナバ物置(正式名称株式会社稲葉製作所)は「100人乗っても大丈夫」のキャッチコピーで知られるメーカー。
一般向けの小型物置、大型倉庫、屋内式ガレージ車庫といったさまざまなラインアップがあります。スタイリッシュな既製品ガレージのご用意もあり、大掛かりな工事や費用をかけることなくガレージ車庫を手に入れたい方にはぴったりです。
5-2. ヨドコウ(淀川製鋼)
金属部材メーカーとしても名が知られる関西のメーカー・淀川製鋼ことヨドコウは、スタイリッシュなデザインと機能性を兼ね備えたガレージが特徴です。
外壁、内装、シャッターも豊富なカラーから選ぶことができ、デザインにこだわりたい方におすすめです。
5-3. LIXIL
建築材料や住宅設備などを展開するLIXILは、品質とデザインの両面で世界中から評価されるメーカーです。
ガレージ製品においては、住宅全体のトータルコーディネートが可能なガレージを提供しています。カスタマイズ性が高く、使い勝手に優れた製品が揃っています。
6. まとめ
本記事ではガレージを安く建てる方法を中心に、ガレージの選び方をご紹介してきました。ご自身の暮らしに合うガレージのイメージは見つかりましたか?
ガレージを安く建てるには、材料選びやデザインの工夫、信頼できる業者選びがポイントです。ぜひ具体的なイメージを持って、プロの業者に相談してみてくださいね。
もしお近くに業者がいない場合には、【おうちのアラート】までぜひ一度ご相談ください。