クレセント錠とは?クレセント錠の交換サインと自分でできる交換方法

家の安全は小さなところから。日々の生活の中で気づかないうちに劣化してしまうクレセント錠の交換方法を学び、あなたの大切な場所を守りましょう。この記事では、クレセント錠の基礎知識から、交換のタイミング、具体的な交換手順までをわかりやすくご紹介します。

1.クレセント錠とは何か

クレセント錠は、「三日月」という意味の英語名を持ち、その形状が特徴的な錠前です。この錠前は、主にアルミサッシの引き違い窓に設置され、「施錠具」と「受け具」の2つの部品から成り立っています。使用者が施錠具のハンドルを回すことによって、受け具により窓を固定し、ロックするシンプルな構造をしています。

2. クレセント錠のメリット・デメリット

クレセント錠の大きなメリットは、その高い密閉性にあります。音漏れを防ぐために開発されたこの錠前は、取り付けも比較的容易で費用も抑えられる点が魅力です。一方で、従来のクレセント錠は防犯性において欠点を持っており、窓ガラスを一箇所破るだけで容易に解錠されてしまうリスクがありました。しかし、最近ではロック機能付きのモデルも登場しており、防犯性が向上しています。

3. クレセント錠の交換サイン

日々の使用による劣化は避けられないものです。クレセント錠がゆるくなったと感じたら、それは交換のサインかもしれません。このゆるみは、ネジが緩んでいる可能性があり、ドライバーで締め直すことで解消されることがあります。しかし、締め直しても状態が改善されない場合は、錠前自体が壊れている可能性があり、新しいものへの交換が必要です。賃貸物件では、管理会社や大家さんに相談して対応してもらうこともひとつの手段です。

また、業者にクレセント錠の交換を依頼した際の費用は一般的に8,000〜16,000円と言われています。自分自身で交換を行なう場合、道具代を除き、クレセント錠はホームセンターなどで1,500円程度から手に入るので、細かい作業が得意な方はDIYを選ぶ方も多いようです。

4. クレセント錠の交換手順

それではクレセント錠の交換手順をご紹介していきましょう。交換の仕方は至ってシンプル。サッシの中に金具が落ちると取り出すのに手間がかかるため、その点だけ注意を払いながら作業を行なってくださいね。

4-1. 必要な工具を用意する

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー

4-2. クレセント錠の金具にあるネジの確認

  • クレセント錠が付いている金具の上下にあるネジを緩める。
  • 化粧蓋がある場合は、マイナスドライバーを使って取り除く。

4-3. クレセント部分の調整

  • 下側のネジを外し、クレセントの部分を180度回転させる。
  • この時点で上のネジは軽く締めておく。

4-4. 新しい鍵の取り付け

  • 下のネジ穴が開いている状態で新たな鍵を逆さまにして取り付ける。

4-5. 古い鍵の取り外しと新しい鍵の固定

  • 上のネジを完全に外して、古い鍵を取り除く。
  • 新しい鍵を180度回転させ、正しい位置で上のネジを締めて固定する。

4-6. 最終確認

  • 全てのネジがしっかりと締まっていることを確認する。
  • 鍵が正しく機能するかテストする。

5. まとめ

クレセント錠は、私たちの生活空間を守る小さな保護者。大事な部品ですが、日常の開け閉めで徐々に劣化し、ゆるみが生じてしまうこともあります。

この記事を通して、クレセント錠の基本から交換方法までを学び、あなたの大切な場所をしっかりと守りましょう。クレセント錠の交換はコストも抑えられ、防犯性も向上させることができるので、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。

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