工事不要の食洗機って?メリット・デメリットもご紹介

食洗機を導入したいけど、工事が必要なタイプだとハードルが高いと感じていませんか?そんなときは、工事不要で手軽に設置できる食洗機を検討してみてはいかがでしょうか?

この記事では、工事不要の食洗機の種類やメリット・デメリット、選ぶ際のチェックポイントについて詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. 工事不要な食洗機の種類

工事不要の食洗機とひと口にいえども、実はその設置方法や使用方法には、種類があります。工事不要の食洗機は、大きく分けて「分岐水栓式」と「タンク式」の2つ。以下でその特徴をみていきましょう。

1-1. 分岐水栓式とは

分岐水栓式食洗機は、キッチンの蛇口に分岐水栓を取り付けて使用するタイプです。この方式は、蛇口から直接給水するため、水を自動的に取り込んで洗浄を行ないます。設置は多少の手間がかかりますが、一度設置すれば使い勝手が良いのが特徴です。

①メリット

自動給水なので手間がかからず、操作がシンプル。水圧が安定しているため、洗浄力も高くなります。また、給水タンクが不要な分、内部スペースが広く取られており、一度に多くの食器を洗うことが可能です。

②デメリット

分岐水栓の取り付けが必要で、多少の技術が求められます。また賃貸物件では、原状回復義務があるため、取り付けに注意が必要です。蛇口の形状や水圧によっては、うまく取り付けられない場合もあり、事前の準備に慎重になる必要があるでしょう。

1-2. タンク式とは

タンク式食洗機は、水を手動でタンクに注ぐタイプです。蛇口からの給水が不要なため、設置場所の自由度が高いのが特徴です。とくに工事ができない環境や、賃貸物件に住んでいる方にはぴったりです。

①メリット

工事不要でどこにでも置けるのが最大の利点です。例えば、キッチンだけでなく、ダイニングやリビングにも設置可能です。水をタンクに注ぐだけで使用できるため、取り扱いが簡単です。引っ越しが多い方や、短期間だけ使用したい方にも適しています。

②デメリット

 毎回の給水が少し手間に感じるかもしれません。また、タンクの容量が限られているため、大量の食器を一度に洗うのには向いていません。大家族などで一度に使用する食器が多い場合などは、小分けの使用となってしまうため、やや面倒臭さを感じるでしょう。

2. 工事不要な食洗機のメリット

工事不要の食洗機の種類を押さえたところで、次はそのメリットをみていきましょう。

2-1. 工事不要で自由に置ける

タンク式の食洗機は工事不要で、好きな場所に設置できます。例えば、キッチンカウンターの上やダイニングテーブルの近くなど、使用頻度や利便性に応じて設置場所を変えることができます。また、賃貸物件や工事が難しい場所でも手軽に導入できるのが魅力です。

2-2. 引っ越しても使える

分岐水栓式もタンク式も、引っ越し先でも簡単に設置できます。とくに分岐水栓式は、一度分岐水栓を取り付ければ、次回以降の設置が簡単になります。引っ越しが多い方や、仮住まいでの生活が続く方でも安心して使い続けられます。タンク式なら、引っ越し時に配管の変更が不要なので、さらに便利です。

2-3. 安価で購入できる

工事費がかからない分、初期費用が抑えられます。手軽に食洗機を導入したい方にはこのメリットは大きいでしょう。分岐水栓式の場合、分岐水栓の取り付け費用がかかることもありますが、それでも本体価格は比較的安価です。

また、工事不要なために追加費用が発生しにくく、最初から検討していた予算内で購入することができます。

3. 工事不要な食洗機のデメリット

工事不要な食洗機はいくら“手軽に取り入れられるから”といっても、購入後に後悔はしたくないですよね。検討の段階で、考えうるデメリットも押さえておくことが重要です。

3-1. 給水が面倒

タンク式の場合、毎回手動で給水しなければなりません。忙しいときや家事が多い時には、この作業が少し手間に感じるかもしれません。また、給水量を誤ると、洗浄効果に影響が出ることもあるため、注意が必要です。

3-2. 大家族には小型すぎる可能性

卓上型のため容量が限られており、大家族には不向きな場合があります。

例えば、4人以上の家族で一度に多くの食器を洗う必要がある場合、何度も分けて洗う必要が出てきます。大型の食洗機が必要な家庭には、卓上型はかえって面倒となる可能性もあるかもしれません。

3-3. 音が気になる

機種によっては動作音が気になることがあります。とくに静かな環境で使う場合や夜間に使用する場合は、静音性に優れたモデルを選ぶことが重要です。

4. 工事不要の食洗機を選ぶ際のチェックポイント

工事不要の食洗機を選ぶ際には、どんなところに気を付ければ良いでしょうか。以下でチェックポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

4-1. サイズ・容量

家族の人数や食器の量に応じて、食洗機も適切なサイズと容量を選びましょう。例えば、一人暮らしには1〜2人用とされるコンパクトなモデルが最適です。二人以上で暮らしている場合には、家族構成に合わせて2人用、4人用、6人用などのサイズから選ぶことができます。

また、見落としがちなのが食器の大きさや形状にも注意が必要です。特に、大型の鍋やフライパンを洗いたい場合は、大きめのモデルを選ぶと良いでしょう。

4-2. ドアの開閉タイプ

食洗機のドアが横に開くか、上に開くかも重要なポイントです。横開きの場合、設置スペースに余裕が必要です。

一方、上開きタイプは、スペースが限られている場所でも設置しやすい特徴があります。自宅のキッチンスペースや使用頻度に応じて、最適な開閉タイプを選びましょう。

4-3. 洗浄力

「油汚れなどがあるお皿も食洗機に任せたい」という方は、洗浄力が強いモデルを選ぶと、汚れをしっかり落としてくれるため、何かと便利な存在になるでしょう。実際の洗浄力を知るには口コミやレビューを参考にして、実際の使用感を確認するのもおすすめ。洗剤との相性も考慮すると、さらに効果的です。

4-4. お手入れしやすさ

フィルターの掃除やタンクの手入れが簡単なモデルを選ぶと、日々のメンテナンスが楽になり、長く使い続けていくことができます。機種を選ぶ際には、タンクの取り外しが簡単か、内部の清掃がしやすいタイプかどうかチェックしてみましょう。

4-5. 静音性

静音性も重要なポイントです。夜間に使うことが多い場合は、静かなモデルを選ぶと良いでしょう。特に、リビングや寝室の近くに設置する場合、動作音が気にならない静音モデルが適しています。製品の仕様やレビューを確認し、静音性能を重視して選びましょう。

4-6. 機能

乾燥機能や予約機能など、便利な機能が充実しているモデルを選ぶと、さらに快適に使えます。とくに、忙しい日常をサポートする機能がおすすめ。

例えば、予約機能を使えば、深夜の電気代が安い時間帯に自動で洗浄を開始することができます。また、乾燥機能があると、洗い上がりがより衛生的かつすぐに食器を使うことができます。食洗機に洗い物を任せた時間で他のタスクを処理できることを考えたら、多機能性にかかるコストは投資とも言えるかもしれません。

5. まとめ

工事不要な食洗機は、手軽に導入できる便利な家電です。選ぶ際には、上記を参考に種類やサイズ、容量、静音性、機能などをチェックしながら、自分の生活スタイルに合ったものを選びましょう。

一方、「やっぱりビルトイン食洗機の導入を検討したい」という方は、当社がお力になります。ぜひ一度【おうちのアラート】までご相談くださいね。

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