換気扇掃除の手順とおすすめアイテム!簡単に自宅でピカピカに

一見難しそうな換気扇掃除。ですが適切な方法とアイテムを使えば、自分でも簡単にできます。

この記事では、換気扇が汚れる理由から、必要なアイテム、具体的な掃除方法、そして掃除のポイントまでを詳しく解説。これを読めば、プロに頼らずとも換気扇をピカピカにできるコツがわかりますよ。

1. 換気扇が汚れる理由

まず換気扇は一体どのようにして汚れるのでしょうか?

その答えは、調理中に発生した油や煙を吸い込み、油汚れやホコリが付着するから。とくに揚げ物や焼き物を頻繁にする家庭では、換気扇に厚い油の層ができることもあります。これが放置されると、換気効率が低下し、さらには火災の原因になることも。安全な暮らしを守るためにも、定期的な掃除が必要です。

2. 換気扇掃除に必要なアイテム

換気扇掃除のステップをご紹介する前に、まずは掃除に必要なアイテムを揃えておきましょう。

  • アルカリ性洗剤(重曹、セスキ炭酸ソーダ、オキシクリーン)
  • スポンジやブラシ
  • バケツ
  • ゴム手袋
  • マスク
  • 古新聞やビニールシート(床の保護用)

3. 換気扇掃除の方法

それではいよいよ換気扇掃除のステップです。一見複雑に思えるかもしれませんが、手順をしっかりと押さえておけば、効率的に行なえます。以下に、具体的な手順を詳しく説明します。

3-1. 洗剤をお湯に溶かす

洗剤を選ぶ際には、油汚れを効果的に分解し、落としやすくしてくれるアルカリ性のものがおすすめです。以下の洗剤がとくにおすすめです。

  • 重曹:自然派の洗剤で、肌にも優しい。軽い汚れに最適
  • セスキ炭酸ソーダ:重曹よりも強力で、頑固な油汚れにも対応
  • オキシクリーン:洗浄力が最も強く、頑固な油汚れに効果的

洗剤を使用する際は、バケツに適量のお湯(40〜50度)を入れ、洗剤を溶かしてから使います。具体的な分量は、各洗剤の使用説明に従ってください。

3-2. 換気扇を外す

換気扇のタイプによって外し方が異なります。以下に、代表的なプロペラ式ファンとシロッコファンの外し方を説明するので、ご自宅のファンタイプを見極めたうえで取り外しましょう。

プロペラ式ファンの場合

  • ①電源を切
    感電や怪我、機器の損傷を防ぐために必ず換気扇の電源を切りましょう。

  • ②カバーを外す
    カバーがネジで固定されている場合には、ドライバーを使ってネジを外します。

  • ③プロペラを取り外す
    中央のネジを外してプロペラを取り出します。この際、プロペラが固くなっている場合は無理に力を入れず、次章の対処法を参考にしてください。

シロッコファンの場合

  • ①電源を切る
    プロペラ式と同様、感電や怪我、機器の損傷を防ぐために必ず電源を切ります。

  • ②フィルターを外す
    フィルターカバーを取り外し、フィルターを外します。

  • ③ファンカバーを外す
    ファンカバーがネジで固定されている場合、ドライバーでネジを外します。

  • ④シロッコファンを取り外す
    ファン自体を取り外します。取り外しが難しい場合は、次章の対処法を参考にしてください。

3-3. 外した部品を洗剤につけ置きする

  • ①つけ置き準備
    バケツに40〜50度のお湯を入れ、アルカリ性洗剤を溶かします。

  • ②部品をつけ置き
    外したプロペラやシロッコファン、フィルターなどを洗剤溶液に30分〜1時間程度つけ置きします。この時間で、油汚れが浮いてきます。

3-4. お湯で洗い流す

  • ①こすり洗い
    つけ置き後、スポンジやブラシで部品をこすり、汚れを落とします。とくに油がひどい部分は丁寧にこすりましょう。

  • ②お湯で洗い流す
    最後に、お湯でしっかりと洗剤を洗い流します。洗剤が残ると、再度汚れが付きやすくなるので注意しましょう。

  • ③乾燥
    部品を乾燥させてから、元の位置に戻します。自然乾燥が基本ですが、早く乾かしたい場合はタオルで水気を拭き取ってください。

4. 掃除するときのポイント

換気扇掃除をより効果的に行なうためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。以下の項目にも目を通してみてくださいね。

4-1. お湯を使う

洗剤の効果が発揮される最適な温度は40〜50度。洗剤の溶解度を高めることで、油汚れに対する浸透力が上がります。また、油汚れは温度が高いほど溶けやすい特徴をもっているため、お湯を使うことで効率よく汚れを落とせます。

4-2. 定期的に掃除する

換気扇は、日々の料理によって少しずつ汚れていきます。取り返しのつかないほど汚れを蓄積する前に、まずは毎月1回、フィルターの表面を拭き取るだけでもお掃除が楽になります。

さらに3〜6ヶ月に1回、フィルターやカバーを外してしっかりと洗いましょう。拭き掃除では取りきれなかった汚れを掃除するチャンスです。

年に1回は上記の通りの手順で、換気扇全体をしっかり掃除しましょう。こうすることで汚れによる機能低下や故障が未然に防げ、長く働いてくれる換気扇となりますよ。

5. 換気扇が外れない時の対処法

換気扇を掃除するために部品を外そうとした際、固くて外れない場合があります。そんなときのために対処法をいくつか紹介します。

5-1. ドライヤーで熱風を当てる

固着しているネジや部品に対しては、熱を加えることで外れやすくなります。以下にその手順を紹介しますので、もし換気扇が外れない場合にはぜひトライしてみてください。

  • ①ドライヤーを用意する
    普段お使いの家庭用ドライヤーを用意しましょう。

  • ②ネジや部品に熱風を当てる
    ドライヤー風力を最大に設定し、ネジや部品に1〜2分間熱風を当てます。

  • ③再度試みる
    熱を加えた後、再度ネジや部品を外してみます。金属の膨張により、緩みやすくなっています。これを何度か繰り返します。

5-2. オイルをつける

ドライヤーを使う以外の方法として、オイルを使う方法もあります。多少手間はかかりますが、潤滑油で固着しているネジや部品を回せるかもしれません。詳しい手順は以下の通りです。

  • ①潤滑油を用意する
    市販の潤滑油(CRCなど)を使用します。

  • ②ネジや部品に塗布する
    固着している部分に潤滑油を少量塗布します。

  • ③少し待つ
    油が浸透するまで数分待ちます。

  • ④再度試みる
    潤滑油が浸透した後、ネジや部品を再度外してみます。

これらの対処法を試しても外れない場合は、無理に力を入れるのではなく、専門業者に依頼することを検討してください。無理に力を加えると部品が破損する恐れがあります。

6. まとめ

本記事では換気扇の掃除方法を詳しく紹介してきました。換気扇の掃除のコツはつかめましたか?ぜひスマホでこの記事を開きながら、作業に当たってみてくださいね。またその際にはくれぐれも電源を落とすことはお忘れなく!

もし換気扇のお掃除で困ったら、ぜひ【おうちのアラート】までご相談ください。

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